探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件 †
動画 †
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特徴 †
概要 †ネットゲームと現実で同時に殺人事件を中心に、様々な噂が絡んでくる推理アドベンチャーゲーム。 システム、操作 †操作は、いたって簡単。調べたい個所をタッチするだけ。人の顔をタッチすると会話ができる。選択肢が表示された時も、タッチで選択できる。 「見回す」、「考える」、「呼ぶ」、「移動」などのコマンドが必要に応じて下画面に表示され、タッチして選択することができる。 移動ではマップが表示され、移動したい場所をタッチする。現在いる場所によって移動できる場所が変わることもある。 タッチパネルだけでなく、ボタンを使って操作することもできる。 上画面には「捜査メモ」が表示される。ゲームを進めて得た情報は、自動的に捜査メモに追加される。捜査メモは複数のタブに分かれており、さらにそれぞれのタブには複数のページが含まれている。Lボタン(またはRボタン)と十字キー(またはABXYボタン)を使ってページをめくることができる。 Xボタンで過去のメッセージを見ることができる。Yボタンで設定画面を表示して、セーブやロード、設定の変更を行うことができる。 感想 †ストーリーはかなり面白く、時間を忘れてプレイしてしまった。「ミスティ・オンライン」と呼ばれるオンラインゲーム内と現実とで同時に起こる殺人事件、殺人現場に現れる仮面の人物、3年前の殺人事件と、その事件の犯人とされたが未成年者だったためすでに社会復帰したと噂される人物など、ミステリーとして盛り上げる不思議な要素がてんこ盛りだ。 しかしゲームが進み、いよいよ謎解きがはじまるというときになって事態が一変した。それまでは冴えに冴えた推理を展開してきた伊綱がなぜか急に明らかにおかしい推理を言い出したかと思うと、その後癸生川が超人的な推理ですべてを解決してしまう。しかもその事件の真相が、私にとってはがっかりさせられるものだった。確かにその真相は意外なものではあったが、いい意味でではない。犯人の動機が軽薄だし、トリックも納得のいくものではなかった*1。 このゲームではネット社会や少年法などの硬派な話題を取り入れているが、最後の結論を読んで思ったのは、このゲームの作者はこれらの話題を単にストーリーをミステリアスにするための道具として使ったに過ぎず、これらについて何ら訴えたいことや問題提起したいことがあるわけではなかったんだということだ。また、最後の犯人の態度もそうだが、全体的に心理描写が足りず、淡々としすぎている感じがした。最後に癸生川が偉そうなことをしゃべるのだが、これも全く胸に響かないどころか、腹立たしささえ感じた。結果的に、非常に薄っぺらいストーリーだったという感想が残ってしまった。 途中までものすごく面白かっただけに、最後の結論に期待をしすぎて厳しい評価になってしまったのかもしれないが、このようなゲームの場合、最後のオチがいかに重要なものであるかを痛感した。 ヒント †攻略 †リンク †関連 †コメント †
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