DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ 「京都・熱海・絶海の孤島 殺意の罠」

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こんな人にお勧め

  • 推理アドベンチャーゲームを楽しみたい人。
  • 初心者でも簡単に楽しめる作りになっているため、脳トレのためにDSを買ったというような人に最適。
  • ゲーム初心者を主なターゲットとして作成されたゲームと思われ、あらゆる意味で親切な作りになっている。そのため、ゲームとしては簡単すぎて、ゲーム中上級者はぬるいと感じるかもしれない。
  • 公式サイトでWest Villageの体験版を試すことが出来る。

特徴

  • 原案、監修が西村京太郎の推理アドベンチャーゲーム。
  • 全3話。それ以外に、頭の体操のような短いミステリー(West Village)が50話収録されている。
  • 基本的には、コマンド選択式アドベンチャーゲームといっていいだろう。ただ、物を調べたり、人と会話したりは、画面でその箇所をタッチすることで行える。
  • 操作性が分かりやすく、その上、ゲーム内で操作の説明が詳しくされる。
  • ストーリーの途中で何度か推理が行われる。推理は、質問に対する答えをそれまで集めた証拠の中から選択するという形で行われる。
  • 推理によってそれまでのストーリーがまとめられ、途中でストーリーがこんがらがってしまわないような工夫がされている。
  • ゲームオーバーになることがない。
  • 推理で間違えても、何回でもすぐにやり直しができる。
  • 難易度は、かなり低い。(West Villageにはそれなりに難しいものもある。)
  • ゲームをロードした直後に、それまでのあらすじを読むことができる。
  • ボタンや十字キーを使って操作することもできる。
  • West Villageでは1回間違えると1つヒントが表示され、2つまでヒントが表示される。
  • サスペンスドラマのような雰囲気のゲームかと思っていたが、実際にプレイしてみるとそうでもなく、普通の推理アドベンチャーゲームとあまり変わらない。

概要

西村京太郎原案、監修の推理アドベンチャーゲーム。プレーヤーは新米探偵新一新となり、助手の京明日香とともに殺人事件の真相に迫る。本編は3話あり、それ以外に頭の体操のような超短編ミステリーが50話収録されている。

システム、操作

調べる、会話する

上画面に現在いる場所の前景が表示される。下画面は何分割化され、大事な部分がアップで表示される。

物を調べるには、下画面の該当箇所をタッチする。調べることのできる場所をタッチするとそのもの全体が点滅する。調べることのできない箇所をタッチすると、Xが表示される。人がいる場合は、人をタッチすることで会話することができる。

調べたり、会話したりすることで、選択肢が表示されることもある。選択肢によっては、その後アイテムを選択する必要のあるものもある。

移動

調べたり、会話したりすると、その後、「ここにはもう調べることがない」と表示されることがある。このような時は、画面下にある移動ボタンをタッチして別の場所に移動する。移動場所のリストが表示され、このうち、何かある場所(つまり、移動すべき場所)の左側に「!」が表示される。

証拠

ストーリーを進めると、「証拠」を得られることがある。証拠は、推理で使われる。また、推理リストを見ることで、ストーリーの確認ができる。

推理

ストーリーの途中で、何度か推理が行われる。推理は誰かとの会話形式で行われ、相手の質問に答える形で進められる。質問に対する解答の候補が、今まで集めた証拠の中から幾つか選ばれ、その中から正しいものを選択する。選択を間違えても、何度でも選択しなおせる。

証拠を選択する以外に、該当箇所を丸で囲むなどで解答する場合もある。

West Village

主人公はノートパソコンを持っており、「West Village」というサイトを閲覧できるという設定になっている。West Villageでは、頭の体操のような短いストーリーのミステリーを楽しめる。ゲームを進めるとミステリーの数が増え、最終的には50個になる。

West Villageのミステリーは、まずストーリーがテキストで表示され、それを読んだ後、問題を解く。問題は、例えば、「警部はなぜ犯人の嘘を見抜けたか?」のようなもので、問題の解き方は、文章の中で該当する箇所をペンでなぞって選択したり、絵を見て該当箇所を丸で囲ったり、選択肢の中から選択したりなどで行う。時刻表を使った問題も幾つかある。

「メモ」ボタンで、フリーハンドでメモを取ることもできる。

感想

まず、私自身は西村京太郎の小説を読んだことも、ドラマを見たこともないということをお断りさせていただく。

このゲームは、色々な意味でプレーヤーに親切なゲームといえる。

操作は、画面をタッチするだけと分かりやすい。しかも、丁寧な説明がゲーム内で行われる。

現在いる場所でこれ以上何もすることがなくなると、「ここではすることがない」と表示される。さらに、次に移動すべき場所も「!」マークで明示される。

ストーリー的にも、分かりやすく、混乱しにくくなっている。登場人物は少なめ。話があちこちに飛ぶことも少ない。証拠がある程度集まり、ストーリーが複雑になりかけたころに推理が行われ、それまでの概要がまとめられる。

推理で間違えてもゲームオーバーはおろか、これといったペナルティが無く、何回でもやり直しができる。それ以前に、推理の難易度は低い。

このようにプレーヤーに親切すぎるほど親切で、脳トレのためにDSを購入し、推理小説やドラマが好きなような中高齢者を対象にしたゲームであることは間違いない。その意味で、非常に良くできたゲームといってよいだろう。

ただ、過保護ともいえる過剰なやさしさは、ゲームとしての評価となると、マイナスになってしまう。ゲームが好きな人にとっては、簡単すぎて、張り合いがないと感じるだろう。また、演出が抑え気味だとか、登場人物の個性があまりないなどの感想を持つかもしれない。このゲームは、そのようなリスクをあえて犯して、ゲーム初心者のために作成されたゲームといえそうだ。

とは言うものの、このゲームは推理アドベンチャーゲームとしては非常に良くできたゲームの部類に入ることは間違いない。推理ゲームにはプレイしてがっかりの駄作が非常に多いが、このゲームの出来は明らかにこれらとは異なる。推理ゲームが好きな人であれば、十分満足できるだろう。

West Village

上記の感想は、West Village以外の感想である。West Villageには、それなりに難しい問題も用意されている(すごく難しいという問題はない)。

West Villageでは頭の体操のような謎解きが楽しめる。その意味ではレイトン教授に似たとこともあるが、West Villageにはすべての謎に短いながらもストーリーがついている。ストーリーは様々なジャンルのものがあり、それぞれ楽しめる。それが50個も収録されているのは、かなり贅沢といえるだろう。

ただ、解答の判定が厳しいようで、正しい箇所を指摘したつもりなのに不正解になってしまうことが何回かあった。不正解と判定されれば自分の推理が間違いであると思い、別の推理を考えざるを得なくなるため、判定が厳しすぎるというのは問題がある。

不明な謎解き

謎解きで、少し納得できない点もあった。

例えば、左足の悪い人が右手で杖をついているのはおかしいという箇所があるが、私自身は、悪い足とは反対側の手で杖をつくのがむしろ正しい杖の使い方であると聞いたことがある。

また、West Villageの49番目の問題は正解とされている方法以外にもう一つ方法があるような気がするのだが...。

その他

  • ゲームの区切り区切りで登場するユーモラスなキャラクタ「西村京太郎くん」は、個人的には邪魔だと感じた。(本人も言っていることだが...。)
  • あらすじは、ゲーム後半になるとかなり長くなり、読むのが大変になってしまう。

ヒント

  • 感想で指摘したWest Villageの49番の問題だが、正解は、
    A-[ロープ]->E-[電車]->B-[電車]->A-[船]->F-[電車]->C-[電車]->D
    となっているが、これ以外に
    A-[電車]->B-[電車]->C-[ロープ]->E-[電車]->F-[船]->A-[電車]->D
    も正しいように思われるのだが...。

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