Fable Anniversary

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こんな人にお勧め

  • 18歳以上対象。
  • アクションRPGが好きな人。

特徴

  • XboxのアクションRPG「Fable」のリメイク版。フルHDリマスター、UIやセーブシステムの改良などが施されている。
  • PC版の「Fable The Lost Chapters」のみに収録されているチャプターや追加要素をすべて収録。
  • Xbox SmartGlassに対応。ただし、英語のみ。
  • 剣や弓、魔法を使って敵と戦う。操作はボタン一発。
  • 自由度が高く、結婚、盗み、殺人などいろいろなことができる。
  • 選択を迫られる場面が多い。主人公の選択、行動によって善良になって人々から尊敬されたり、邪悪になって恐れられたりする。
  • シルバーキー集めや、デーモンの扉開けなどの楽しみも。
  • 音声、字幕ともに日本語化されている。
  • ストーリーは、比較的短め。

概要

XboxのアクションRPG「Fable」のリメイク版。フルHDリマスター、UIやセーブシステムの改良などが施されている。

システム、操作

下記感想参照。

感想

いいことをしてコインをゲット

私は過去にFableの2と3をプレイして、どちらもとても気に入ったのだが、1はまだプレイしていなかったので、大いに期待して本作をプレイした。

ゲームは、主人公の少年がお姉さんに誕生日プレゼントを買おうとする場面から始まる。プレゼントを買うにはコインが3枚必要で、1回いいことをすると父親が1枚コインをくれるという。

町には人がたくさんいるのだが、その中に緑色のオーラをまとった人がいて、その人に向かってAボタンを押すと会話ができる。そんな説明が表示された後、都合よく目の前に緑色の人が。この少女、友達のクマがいなくなったから探してくれという。金太郎かそれとも森のくまさんのようなことだろうか?何にせよどこを探したらいいのかわからないので、とりあえず保留する。

次に発見した緑人は、家の裏にいた。その男性は愛人と密会中らしい。男は、このことは絶対に女房には黙っていてくれという。

ちょうど次の緑人が、まさに男性の女房。自分はせっせと働いているのに、亭主がどこかに行ってしまったと愚痴っている。ここで亭主の不倫をばらすか黙っているかの選択を迫られる。「絶対押すな」は「押せ」という意味だということはダチョウ倶楽部から教わっているので、正直に話すことに。すると夫人は不倫現場へ猛ダッシュ。私も慌てて後から追いかける。

夫人が現場に駆け付けると、愛人は悲鳴をあげて逃げだした。絶体絶命の亭主は謝るのかと思いきや、「演劇の稽古をしていた」などとなんじゃそらな言い訳をし続け、しらを切り通す。男に対して少しでも罪悪感を感じていたことが馬鹿らしくなるたくましさだ。矢口っちゃんもこんな言い訳をしていたのかなと、余計な想像をしてしまった。

はじめての人助けが気持ちよく完了したところで、次は荷物番。しばらくの間、荷物の近くに立っているだけでいいという。しかし言われた通りに立っていると、見るからに生意気そうなガキがやってきて、荷物をぶっ壊そうなどといいだす。無視していると、「度胸がない」などと執拗に挑発してくる。荷物を壊すより、こいつをボコボコにしてやりたくなるが、時間が過ぎて任務終了。

最後の人助けは、いじめっ子退治。緑の子がいじめっ子にいじめられていて、やっつけてほしいという。素直に考えるといじめっ子をやっつければよいのだろうが、今までのパターンからして、逆にいじめっ子の側につくという選択もありえそう。そんな考えを思いつかせるこのゲームに恐ろしさを感じつつ、ここは良心に従っていじめっ子をぶんなぐる。いじめっ子は、本当にいじめっ子かというくらい無抵抗にぶんなぐられ、テディベアを置いて去っていった。

なるほどクマはぬいぐるみだったのかと軽いアハ体験をした後、はじめの少女にそれを渡して、無事に3枚のコインをゲットできた。

ギルドで修業

3枚のコインでプレゼントを買い、それを姉に渡すと、物語は急転する。山賊が町を襲い、焼き払われる。隠れていた主人公だけがギルドの男に助け出される。

主人公には英雄の素質があるとか何とかでギルドに連れていかれ、ここで修業を受ける。つまり、チュートリアルだ。

攻撃方法は、基本的には、剣などの近接攻撃はXボタン、弓を射るにはYボタン、魔法(このゲームではウィルという)を使うにはBボタンを押すだけ。

RTを引き続けると、攻撃対象をロックすることができる。ロックされた対象は輪郭が赤くなり、主人公が移動しても画面の真ん中に捉えられる。

LBボタンで防御。LBボタンとRスティックで、ダイブ(でんぐり返しで敵の攻撃をよける)ができる。

後でできるようになる技だが、連続ヒット(連続攻撃)を続けると剣が紫に光り、Xボタンを長押しすることで強力な一撃(フラッシュムーブ)を出すことができる。

弓は、Yボタンを押し続けると大きく弓を引いたことになり、より攻撃力が増す。

弓を持っている時、Rスティックを押し込むと一人称視点になり、Rスティックで照準を動かして狙いを定めることができるようになる。もう一度Rを押すとさらにズームアップし、もう一度押すと元の視点に戻る。1人称視点のときは、移動はできない。

魔法は複数覚えることも可能だが、その場合、LTを引くと覚えている魔法の一覧が表示され、Bボタンを押すごとにBボタンに割り当てられる魔法が入れ替わる。つまり、いまBボタンで使える魔法以外の魔法を使いたいときは、LTを引いて、目的の魔法がBボタンに割り当てられるまでBボタンを押し続けなければならない。

その他、ゲームを進めるうちに気が付いた戦闘に関する諸々はまた後ほど。

裸でクエストをクリア

ギルドの修業を卒業して一人前になると、自由に行動できるようになる。そうなると、自分でクエストを選択することができる。

クエストは普通にクリアする以外に、チャレンジを選択することもできる。クエストを選択する時に「チャレンジを選択」を選ぶと、ギルドの前にある舞台のような場所にワープする。そこで提示される「スッポンポン(裸でクエストをクリア)」だの「かすり傷ひとつなし(まったくダメージを受けずにクエストをクリア)」などのチャレンジに挑戦するかしないかを一つずつ選択する。チャレンジに成功すれば賞金が出るが、失敗すれば掛け金を取られる。

この時どういう訳か、主人公の周りに人が集まってくる。はじめは意味が分からなかったが、チャレンジに挑戦すれば観衆が盛り上がり、回避すれば激しいブーイングを浴びせられる。「確実にクエストがクリアされた方がお前らにとってもいいんじゃないの?」という理屈は全く通じない、お気楽な連中ばかりらしい。

彼らに乗せられたわけではないが、「スッポンポン」や「かすり傷ひとつなし」などいくつかのチャレンジを有効にしてクエストに挑戦してみる。「かすり傷ひとつなし」は速攻で失敗したが、それ以外は何とかクリア。その後依頼者はやたら主人公をほめたたえてくれるのだが、その間も主人公はスッポンポン。たとえ勇者がこの世界を救ったとしても、こんな連中ばかりでここの未来は大丈夫だろうか?

ひよこをモリモリ食う勇者

このゲームには、「デーモンの扉」というしゃべる扉が登場する。デーモンの扉は各所に存在し、扉の向こうにはお宝が隠されている。しかし、扉の要求に応えなければ扉は開かれない。

あるデーモンの扉の注文は、主人公が十分邪悪であること。このゲームには「モラル」というステータスが存在し、山賊やモンスターを倒すなどの善行を積めばモラルが上がり、衛兵や市民を殺すなどの悪行を重ねるとモラルが下がる。つまり、この門を開くには悪い行いをし続けなければならない。しかしここまでは、間違えて人の家のタンスからアイテムを盗ってしまった程度の悪いことしかしていないので、扉は開くはずもない。

いきなり悪いことをしろと言われても、なかなか難しい。しかし幸いにしてこのゲームにはモラルを下げる簡単な方法が用意されている。それは、ひよこを食べること。早速町でひよこを買い占め、食べてみる。

ひよこを食べると、以外にも「カリッ」という、まるでアイドルが板チョコをかじった時のようなライトな音がする。カリカリ10羽ほどひよこをつまんで、デーモンの扉と話してみると、すんなり扉が開いた。もしかすると10羽は食べすぎだったかもしれない。

それにしても、ひよこを10羽食べた程度で邪悪というのなら、昔奇人変人に出ていたゴキブリをパクパク食べていた人は一体どれだけ邪悪というのだろうか?いやむしろゴキブリを駆除したのだから、善良なのかもしれない。

魔法選びに四苦八苦

敵を倒すと緑色のキラキラを落とすのだが、これが経験値になる。経験値が溜まるとそれと引き換えに、腕力や体力を向上させたり、新しい魔法を覚えることができるようになる。その選択肢は多く、特に魔法の数が半端ない。

はじめのうちは何に経験値を使うべきか迷ってしまう。しかし魔法は実際に使ってみないと有用かどうか分からないので、とりあえず新しい魔法を覚えることを優先させることにした。

ところが新しい魔法をどんどん覚えていくと、すぐ問題に直面した。複数の魔法を切り替えて使うのが非常に面倒なのだ。RTを引き続けて覚えている魔法の一覧を表示して、Bボタンを連打して適切な魔法を選択して、RTを離してメニューを消して、Bボタンを押してようやく魔法が出せる。もし魔法を選択する時にBボタンを1つ余計に押してしまったら、また一周するまでBボタンを連打しなければならない。敵に囲まれてテンパっている場面で、まるで安物のデジタル時計の時間を合わせるような面倒なこと、とてもやってられない。

しかもである。RTを引いて選択できる魔法は8つまでで、それ以外の魔法は表示されない。つまり、覚えたとしても使えないのだ。正確に言えば、メニュー画面からどの魔法をRTで選択できるようにするかを決めることはできるので、そこで変更すれば使用できるとは思うが、当然ゲームは中断することになる。

そもそも魔法が多すぎるのだ。似たような魔法がいくつもある。さらに、本当に役に立つ魔法は、わずかしかない。私の場合は、極端な話、結局は2つの魔法だけでも十分だった。

Fable2と3ではどんなだったっけと思い返してみるが、全く覚えていない。そこで自分のプレビュー(FABLE II)を見てみると、なるほど2,3の方がずっと楽だ。Fable2、3の素晴らしさを今思い知ることになるとは。

魔法は補助と悟る

ゲームを進めると、魔法の使い難さだけでなく、それ以外の攻撃でも前作とは明らかに違うという気がしてきた。前作ではもっと爽快に、サクサク戦闘をこなせていたような気がするのだが、今回はそうはいかない。そこでようやく気が付いた。銃がない。銃の代わりに弓だけになっている。

弓は、矢をセットして、さらに弓を引かなければならないため、一本射るのに結構時間がかかる。さらに1度に1体しか攻撃できない。それに比べて銃は、遠距離用や近距離用など様々な種類があって、簡単に使えた。弓は十分に引いてから射ればかなり攻撃力があり、それなりに有用ではあるが、銃の爽快さにはかなわない。

また、攻撃魔法の威力が低いようにも感じた。魔法だけで敵を倒すのは非常に難しい。

そこで気が付いた。魔法は補助に徹すべきではないかと。するとどうだろう。一気に霧が晴れて、光明が差した。

まず1、2体の少数の敵を相手にするなら弓で戦う。弓を引いている時に敵が近づいてきたら、フォースプッシュで敵を吹き飛ばす。フォースプッシュで吹き飛ばせないような強敵やピンチの時は、クイックタイムを使って周りの時間を遅くして近接攻撃。余裕があれば、さらに攻撃力をアップさせる補助魔法をかける。

たったこれだけで、アクションゲームが苦手な私でもサクサクとゲームを進められるようになりました。(体験談は個人の感想で、実際の効果には個人差があります。)

フリーズが多い?

このゲームのAmazonでのレビューを見ると、評価がかなり低い。理由は、フリーズが多いということらしい。

私がプレイした限りでは、クリアするまでに3回フリーズを経験した。(さらにクリア後のフリーズが1回。フリーズしたかと思ったらしばらくして動き出したのがさらに2,3回あり。なお、ゲーム開始からハードディスクにゲームを取り込んでプレイした。)

ゲームのフリーズは、場面によっては、窓からゲーム機を思いっきり放り投げてやりたくなる衝動に駆られるほど腹の立つこともあるので、1度もないに越したことはない。3回のフリーズは少ないとは言えないが、極端に多いとも思えない。このゲームはマップが変わると自動的にセーブしてくれるので、少なくとも私は、3回のフリーズでもゲーム機どころかコントローラすら放り投げることはなかった。

故きを温ねて新しきを知る

私は初代Fableをプレイしたことがなく、Fable2,3の後で本作をプレイしたため、前作と比べて劣った部分が目立ってしまったが、よく考えてみるとこれは当たり前のこと。むしろFable1から2,3が大きく進化したと捉えるべきだろう。

よって、もしFable2,3をプレイしたことがない人が本作からFableを始めれば、自然にその進化を実感できるのではないだろうか。

私のようにFable2,3しかプレイしていなかった人も、より物語を深く知る、あるいは原点を知るなどの意味で、本作をプレイする価値があるだろう。XboxのFableをプレイするよりはずっと遊びやすくなっていることは間違いないのだから。

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