ブルードラゴン †#amazon(B000K0DNYU,left) #amazon(B0009P5MFO,left) #amazon(B000JJDNYW,left)みんなの評価 †このゲームをやったことのある方は、以下の評価にご協力をお願いします。 こんな人にお勧め †
特徴 †
概要 †古代機械を操り、各地で災いを引き起こしている「ネネ」を倒すべく、かげを操る魔法の力を手に入れたシュウ、ジーロ、クルック、マルマロ、ゾラの5人が立ち向かう。 システム、操作 †かげ †基本的に、敵との戦闘(攻撃、魔法、防御などなど)は、主人公自身ではなく、彼らの「かげ」が行う。主人公それぞれが違うかげをもっており、交換することはできない。 カテゴリー †カテゴリーは通常のRPGでいう職業のようなもの。かげはどれか一つのカテゴリーになる。カテゴリーは自由に変更が可能だが、始めのうちはかげごとにロックされたカテゴリーがあり、ロックされていない、開放されたカテゴリーにしか変更できない。主人公のレベルが上がるにしたがってカテゴリーを開放できるようになる。開放するカテゴリーは自由に選べる。レベル50になると、すべてのカテゴリーを開放できる。 カテゴリーには、以下のようなものがある。
主人公のレベル以外に、カテゴリーのレベル「ランク」がある。ランクは、戦闘によって得られるSP(シャドウポイント)によって上げることができる。カテゴリーのランクが上がると、キャラクターのステータスが上昇する。カテゴリーによってどのステータスがどれだけ上昇するかが異なる。また、カテゴリーを変更すると、カテゴリーとそのランクに応じて、キャラクターのステータスも変化する。 スキル(わざ) †カテゴリーのランクを上げると、「スキル」を覚えていくようになる。スキルには、攻撃魔法を使えるようになる「ブラックマジック」や、「まほうけん」のように戦闘で使用するものや、最大HPやMPをあげたり、カウンターを行うような装備するだけで効果があるものや、フィールドで使用すると姿を消せたり、ぶつかった相手を瞬殺するような「フィールドスキル」がある。 スキルは、そのカテゴリーにあるだけで身につく「きほんスキル」を除けば、装備しなければ使えない。スキルを覚えてしまえば、どのカテゴリーであっても、自由に装備することができる。例えば、「まほうけん」と「チャージ」を装備すれば、チャージをしてまほうけんを使うことができるようになる。ただし装備できるスキルの数は制限されており、基本的には3つだけ。コンビネーションのスキル「スキル+8」を装備しても、最大7つ(一つのスキルは「スキル+8」に必要なため)しか装備できない。 どのスキルを覚えて、どのスキルを装備するかがこのゲームの重要なポイントとなる。 フィールドスキル「バリバリア」 †フィールドスキルに「バリバリア」というのがある。バリバリアを使ってバリアを出しながらレベルの低い敵とぶつかると、戦闘せずに、その敵を瞬殺できる。経験値はもらえないが、SPの半分をもらえる。バリバリアを使うことにより、カテゴリーレベルを上げるのが容易になる。 チェックポイント †セーブはセーブポイントと、フィールドで行うことができる。それ以外に、ボス戦の前などでは「チェックポイント」があり、味方が全滅しても、その場所から再開することができる。ただしセーブではないので、電源を切ると消えてしまう。 エンカウント(戦闘突入) †エンカウントは、敵と接触することにより発生する。敵とのぶつかり方によって、戦闘が有利になったり、不利になったりする。例えば、敵の後からぶつかれば「バックアタック」、こちらの後に敵がぶつかれば「ふいうち」となって、前衛と後衛が逆転して戦闘に突入する。また、Xボタンを押して敵にアタックすると、こちらが有利になる。 モンスターファイト †右トリガーを引いて「エンカウントサークル」を表示して、複数の敵とエンカウントすることもできる。この場合、特定の敵と一緒に戦うようにすると、「モンスターファイト」になる。モンスターファイトでは、敵同士が戦ったり、捕食したりされたりする。 DETECTED †敵は主人公たちを見つけると、「DETECTED」(発見)となり、こちらに近づいてエンカウントを仕掛けたり、逆に逃げ出したりする。 戦闘 †戦闘では、すばやさの高いキャラクターから順番に行動をしていく。 味方の順番になると、コマンド待ちとなり、行動を指定する(その間、時間は進行しない)。いま選択されているコマンドを行うと、次はどの順番で行動できるか(誰の前か後か)が、画面上に表示される。 ため(チャージ) †戦闘では、ためをおこなうことができる。ためができる行動を選択した時、「ためゲージ」が表示される。ためゲージでは、Aボタンを押し続けることにより、ためゲージが伸びて行き、Aボタンを離すことにより、ためゲージが止まる。ためが長いと、魔法攻撃では威力が増し、回復魔法では回復量が増す。その他の魔法でも、威力が増えたり、適用範囲は広がったり(毒を治す魔法であれば、より多くの人の毒を治療できる)する。物理攻撃でもスキルを身につければ、ためにより、攻撃力や、攻撃範囲を増やせる。防御もスキルにより、ためで防御力を増やすことができる。 ただしためには時間を使うため、ためただけその行動が実際に行われる時間が後になる。どの位後になるか(誰の前で誰の後か)は、ためゲージで分かる。 また、ためゲージには「スイートスポット」という赤い範囲があり、そこでためゲージをとめることにより、MPの消費が少なくて済んだり、次の行動までの時間が短くなったりする。 このようにどの場所でためゲージをとめるかが重要になる。ためゲージの伸びる速度が遅い方が有利であるが、ためゲージの伸びる速度がどのように決まるかは、不明。 実体化 †物語の後半になると、かげの実体化が可能になる。戦闘で攻撃をしたりされたりすると、「TENSION」があがっていく。TENSIONがいっぱいになると、「リアル」というコマンドを選べるようになる。「リアル」を選んでかげを実体化すると、敵に大ダメージを与え、自分は回復する。このときのグラフィックはかなり迫力がある。 感想 †このゲームはとにかく力作で、そのことがプレーヤーに伝わってくる。グラフィックや音がすばらしいことは言うまでもないが、操作性や設定の細かさなど、細かい部分にも気が使われており、ストレス無く、気持ちよくプレイできる。(すぐにLoadingになるのにはイラつかされますが...。)かげがドラゴンとなって戦うという設定だけでもわくわくする。 戦闘のシステムも、モンスターファイトや、スキルの装備、チャージ、特徴あるモンスターなど、戦略性にとんだ戦闘を楽しむことができる。RPGの楽しさを再認識させられる。 しかし残念ながら、難易度が低すぎ、敵が弱すぎるため、このような戦略を考えずに戦っても、簡単に勝ててしまう。いくら子供向けといっても、簡単すぎやしないだろうか。 スキルを自由に組み合わせて装備できるシステムは面白いが、装備できるスキルの数が少なすぎるような気がした。また、「バリバリア」を覚えると簡単に新しいスキルを覚えることができるため、もっと覚えることのできるスキルの数が多くてもよいのではないだろうか。隠しカテゴリーやスキルがあっても面白かったのではないだろうか。 また、戦闘中に装備を変更できないことも気になった。戦闘中に装備を変更できれば、戦略もより広がると思うのだが。 全体的に非常に楽しめたのだが、個人的には、ストーリーは少し残念だった。 ストーリーは、ただ1人の絶対的な悪であるネネとの戦いという、勧善懲悪の非常に分かりやすい内容。ネネのもたらした災いから人々を救うというパターンがほとんどのため、正直なところ、途中でストーリー的に飽きが来てしまった。ただし、最後になって、驚かされることが次々に起こる。その「驚き」の一つまみでももっと前に持ってきてくれたならば、飽きることも無かったと思うのだが。 また、話のテーマ、主張が見えなかった(これも最後になってとってつけたようなものが出てくるのだが)。最近の子供向けのアニメや漫画にありがちな、「むかつくからぶっ飛ばす」とか、「友達だから助ける」などといった、聞こえはいいが、ただの感情論で物事を肯定するストーリー展開には、個人的には違和感を感じた。 キャラクターの性格付けや背景などの描き方も、甘いような気がした。例えば、ネネがなぜそこまで悪いことをするのか、よく分からなかった。マニュアルではマルマロが大きないもむしを持っているのでゲテモノ食いのキャラなのかと思ったら、そのような描写が無かった。 かげはあくまでかげなので仕方が無いのかもしれないが(ストーリー的な問題もあるかもしれない)、かげにも個性があり、主人公たちとコミュニケーションができたらより面白かったのではないだろうか。 ゲームの設定は、何万年も前の古代機械が残る世界ということなのだが、それだけの歴史を全く感じなかった。例えば、何万年も前から動き続けているロボットが登場するが、ただ言葉でそういっているだけであって、それ以外の部分からはそれだけの時間を感じさせられなかった。もっと歴史を感じさせるストーリーにして欲しかった。 このようにストーリー的には、薄っぺらさを感じてしまった。他の部分が良くできているだけに、ストーリーも、バックグラウンドを含めて、時間をかけてもっと奥の深いものにして欲しかった。 ヒント †攻略 †
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