イナズマイレブン †
動画 †みんなの評価 †このゲームをやったことのある方は、以下の評価にご協力をお願いします。 こんな人にお勧め †
特徴 †
概要 †サッカーゲームとRPGを合体させたようなゲーム。廃部寸前のサッカー部を強くして、日本一を目指す。仲間に出来る選手が1000人以上いる。 システム、操作 †RPGパートと試合パートに分かれている。RPGパートでは、普通のRPGのようにあちこち歩き回りながら、目的を果たしていく。試合パートでは、タッチペンを使った直感的な操作でサッカーの試合を行う。 仲間の人数 †最大で32人まで仲間にすることが出来る。その内16人がメンバーで、16人がストック。試合に参加できるのはメンバーのみで、スタメン11人、控え5人。さらに、エンカウントで戦うサッカーバトルは、メンバーの内4人が戦う。 すでに仲間が32人おり、さらに仲間を加えるときは、誰かと別れる必要がある。別れることの出来ない仲間も数人(8人?)いる。 スカウト †新たに仲間を加える方法は、イベント、スカウト、引き抜きなどがある。 スカウトは、「条件で探す」「名前で探す」「人脈で探す」の3つの方法がある。「条件で探す」は、ポジションや能力などの条件を指定して選手を探す。「名前で探す」は、サッカーバトルで対戦したり、噂で聞いたりした人の名前で探す。適当に入力して見つかることもある。「人脈で探す」は、ツリー構造になった人脈リストをたどることで、選手を探す。人脈リストには、ある条件をクリアしないと先にいけないような箇所(ルートロック)がある。 引き抜きでは、対戦した相手チームから選手を引き抜くことが出来る。ただし、引き抜けない選手もいる。 人脈を広げたり、新しい仲間をスカウトするには、ゆうじょうポイントが必要になる。 仲間に出来る選手は、全部で1000人以上いるようだ。しかも、2D、3Dグラフィックが全員異なる。 基本的には、女性は仲間に出来ない。(クリア後は何人か出来るようだ。) サッカーバトル †RPGパートで歩いているとき、エンカウントが発生してサッカーバトルが始まることがある。 サッカーバトルは4人対4人で行われ、制限時間内に提示された条件をクリアすると勝利となる。クリア条件は、相手チームから1点奪えとか、相手からボールを奪えとか、相手から点を取られるななどがある。 バトルに勝利すると、経験値と、ねっけつポイント、ゆうじょうポイントが入る。アイテムが手に入るときもある。バトルに敗北すると、ねっけつポイントとゆうじょうポイントを失う。バトルから逃げると、敗北したときよりも多くのねっけつポイントとゆうじょうポイントを失う。 バトルに参加した4人の他、他のメンバーとストックの仲間にも経験値が入る。ただしバトルに参加しなかったメンバーは経験値の75%、ストックは25%しかもらえない。 試合 †試合中は下画面にサッカーフィールドが表示され、上画面には現在の得点等(サッカーバトルではクリア条件等)が表示される。下画面にはフィールドの一部しか表示されないが、十字キーを使ってスクロールすることが出来る。 サッカーの試合では、選手の操作をタッチパネルで行う。ある選手を動かすには、その選手を基点として移動経路を線で引く。パスを出すには、パスを出したい位置をタッチする。シュートを打つには、シュートするゴールの位置をタッチする。その他は選手が勝手に動いてくれる。 ボールの奪い合いと、シュートの場面では、コマンドバトルになる。コマンドバトルでは行動を二者択一で選択する。ボールの奪い合い(攻撃側ではドリブルで抜くとき、守備側ではブロックするとき)では、左側に表示されるコマンドはキープ率が高いが成功率が低くく、右側に表示されるコマンドはキープ率が低いが成功率が高い。シュートを打つときは、通常のシュートかループシュートか(ボレーシュートかヘディングの場合もある)を選べ、シュートの強さも指定する。キーパーはキャッチかパンチングを選択する。 コマンドバトルでは、テクニック値が高い方が有利になる。テクニック値は、選手の能力や属性、人数などによって変わる。 このようなコマンド以外に必殺技が使えれば、必殺技を選択することも出来る。 コマンドバトルのボールの奪い合いに負けると、そのキャラクターは少しの間何も出来なくなる。 コマンドバトルでコマンド選択後、その様子と結果が3Dアニメーションで表示される(されないときもある)。 必殺技 †必殺技にはそれぞれ、ブロック、ドリブル、キャッチ、シュートの技がある。必殺技はレベルが上がることで覚えるものと、店で売られていたりする秘伝書で覚えられるものがある。一人のキャラクターは、自分で覚える必殺技を4つ、秘伝書で覚える必殺技を2つまで覚えることが出来る。 必殺技を使うと、その技に必要なTPを消費する。(コマンドバトルに負けて必殺技が出せなかったときは、消費されない。) コマンドバトルで必殺技を使えば、相手が必殺技を使わなかった場合、必ず勝つ。必殺技同士では、必殺技のランクや選手の能力等でどちらが勝つか決まるようだ。 必殺技には、2人、あるいは3人の技もある。これらの技は、あらかじめ決めておいた仲間が試合に出ているときだけ使用できる。 属性とコマンドバトルの優劣 †選手には風、林、火、山の属性があり、「風 < 林 < 火< 山 < 風」の力関係がある。この属性によって、コマンドバトルでの成功率が変化する。 ブロックとドリブルのコマンドバトルでは、1対1の他、2または3人(ダブル、トリプル)となる場合もある。ダブル、トリプルとなった方がテクニック値が上がる。 ポーズ †試合中に一時停止することができる。この間選手にこの後どのように動くかを指示することが出来る。一回ポーズすると、それから一定時間はポーズできなくなる。 バーニング †1試合中に別の3人がシュートを行うと、それから一定時間バーニング状態になる。バーニング中はコマンドバトルの成功率が上がり、必殺技のTPの使用量が半分になる。 感想 †仲間に出来る人数が圧倒的に多いが... †何といっても、仲間に出来る人が1000人以上もいるというのには圧倒される。しかも彼らのグラフィックが、2D、3Dともそれぞれ別に用意されているというのがすごい。選手を探す方法にはいくつかあり、選手探しを楽しむことができる。 この大人数の中から好きな選手を選んでチームを作り、育成させるというのもこのゲームの楽しみの一つだ。同時に仲間に出来るのは32人だけという制限があるが、一度別れた仲間をもう一度スカウトすることも出来る。 しかし致命的なのは、一度別れた選手のパラメータは全て初期値に戻ってしまうという点だ。そのため結局は、時間をかけて育てた選手と簡単に別れるわけにはいかず、新しい選手を入れようという気にならない。全面的に自分好みのチームを作るとなると、かなり無駄な時間を浪費することになる。 また、人数が多い割りに個性が足りないような気がした。選手のパラメータに大きな違いがないため、名前や容姿以外では、覚える必殺技位しか違いがない(覚える必殺技はレベルアップして実際に覚えるまでは分からない)。例えば女性を仲間に出来たり(クリア後は仲間に出来る女性が何人かいるようだが)、犬猫などの動物も仲間に出来るなど、もっと極端なキャラクターがいても良かったと思うのだが。 さらに、仲間に出来るキャラクターの人数を多くしたことにより、ストーリー性が弱まった可能性もある。このゲームでは別れることの出来ない何人かのキャラクターを中心にストーリーが展開する。しかしそれよりも仲間に出来るキャラクターを32人きっかりにして、一人一人のキャラクターが中心となるストーリーがあり、性格付けをきっちりとした方がストーリーに厚みが出るし、それぞれのキャラクターにより深く感情移入ができただろう。 このゲームは、部員が11人に足らず、廃部寸前のサッカー部を存続させるためにメンバーを集めることから始まる。これはとても燃えるシチュエーションだが、それが解決した後は一転して超人気部活になってしまう。この点も、仲間に出来るキャラクターの人数が多いことがストーリー性を損なわせている一例といえるだろう。 このゲームは、「収集・育成サッカーRPG」をうたっている。確かに仲間に出来るキャラクターの数が多ければ、収集は燃えるだろう。しかし無駄にキャラクター数を増やしただけでは、収集も育成も逆につまらなくなってしまう。キャラクターの数が多いということが確実にメリットとなるような工夫がもっと必要だったのではないだろうか。 必殺技について †私はサッカーゲームが苦手で、あまりしないのだが、このゲームは操作が簡単で分かりやすく、サッカーゲームとしても十分に楽しむことが出来た。きれいにパスが回り、ゴールが決まると、とても気持ちがいい。 ところがある程度ゲームが進むと、必殺技を使えるようになり、このサッカーゲームとして面白いと感じた部分はほぼ楽しめなくなる。必殺技が強力なので、結局は必殺技を中心とした戦略のゲームになってしまう。私個人としては、必殺技以外のサッカーゲームの部分を楽しいと思いはじめてきた時だったので、必殺技がかえって邪魔に思えてしまった。 とはいうものの、確かにこのようなゲームでは必殺技のようなシステムは必要だろう。しかし、こんなにも何回も必殺技を使えてしまうというのはどうだろうか。必殺技は1試合に1回しか使えないとか、ある条件を達成したときだけ必殺技が使えるなどのように、ここ一番でしか必殺技を使えないようにした方が良かったのではないだろうか。 その他 †
まとめ †今まで不満点をダラダラと書いてしまったが、もし何の期待もなくこのゲームをプレイしていたならば、普通に面白いゲームだと思っていただろう。しかしレイトン教授に体験版が付くなどして期待が高められた分、評価が厳しくなってしまったかもしれない。また、いかにもお金と時間をかけて作ったという感じで、その意気込みが伝わってきた分、残念という気持ちになってしまったのかもしれない。 このゲームの第2弾も出るようなので、そちらでは上記のような問題をどのように克服するか(あるいはしないか)楽しみにしたい。 ヒント †
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