カメオ エレメンツ オブ パワー

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上の動画は英語版です。

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こんな人にお勧め

  • 様々なモンスターに変身し、それぞれの能力をうまく使って謎を解くというゲームであり、NINTENDO 64の「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」と似た点が多い。謎を解いて先に進む点や、適切な方法を考えなければ敵を倒せない点などもゼルダの伝説に似ている。よって、ゼルダの伝説が好きな人は楽しめるだろう。
  • ゼルダと比べるとアクションゲームの要素が強いため、アクションゲームの好きな人には勧められるが、そうでない人には厳しいかもしれない。

特徴

  • ファンタジーの世界を舞台にした、アクションゲーム。
  • 最大10種類の個性的なモンスター(エレメンタルモンスター)に変身し、モンスターの能力を使って敵を倒す。
  • モンスターの能力を的確に使うことにより謎を解き、先に進むという、「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」のようなゲーム。モンスターの技をうまく使わないと倒せない敵も多く、特にボス戦は「ゼルダの伝説」さながらの雰囲気がある。
  • 全体的なボリュームはゼルダの伝説と比べると、かなり少ない。クリアするまでのプレイ時間は比較的短く、普通にプレイしても、20時間もかからないだろう。ダンジョン(ステージ)はほぼ一本道で、一つのステージをクリアするのに1時間もかからない。ステージは全部で6つある。
  • 困った時はアドバイスを聞くことができる。アドバイスが適切なので、ほとんどの場合、これで解決できる。
  • 難易度を「初級」と「上級」で選択できる。
  • 10匹のエレメンタルモンスター探しと、さらわれた4人を救い出すことが主なストーリーであり、それ以外のストーリーはほとんどない。しかし、エンディングは感動的。
  • 全部で100個あるエレメンタルフルーツ探しや、ライフリキッド、クリスタルアイ探しを楽しめる。ただしこれらの重要アイテムはステージ内のダンジョンには隠されていないため、ステージでは隠しアイテムを探す楽しみがない。
  • すでにクリアしたステージを繰り返しプレイすることができ、スコアを競う(スコアアタック)ことができる。より多くのスコアを獲得するための戦略を練る楽しみがある。スコアアタックのスコアにより、コンセプトイメージや、ムービー、メイキングの閲覧、カメオのコスチュームなどがアンロックされる。
  • 死んでしまってもステージのはじめに戻されるということはなく、死んだところの近く(多少は戻されるが)から再開できるため、初心者でも安心。
  • キャラクターは敵、味方ともにちょっとキモい。
  • 操作性はあまり良くない。
  • 自動セーブ。
  • 無料のダウンロードコンテンツ「カメオ 協力プレイパック」により、オンラインでの協力プレイが可能。

概要

ゼルダの伝説のように頭を使って謎を解くことで先に進めるという形のアクションゲーム。主人公のカメオは最大10種類もの個性的なモンスターに変身することができ、それぞれの技をうまく使うことで進路を切り開くことができる。

システム、操作

エレメンタルモンスター

主人公のカメオは、手に入れたエレメンタルモンスターに変身することができる。エレメンタルモンスターは最終的には10種類手に入る。

BXYの3つのボタンにエレメンタルモンスターを割り当てれば、そのボタンを押すことで、いつでも(可能ならば)そのモンスターに変身できる。3つのボタンに割り当てられていないモンスターに変身するためには、BXYボタンのいずれかを長く押して、モンスターホイールを表示させ、左スティックで変身したいモンスターを選択する。または、マジックブックを開いて3つのボタンにモンスターを割り当てる。

個々のエレメンタルモンスターは幾つかの技を持っており、それらの技をうまく使わないと先に進めない場所や、倒せない敵がいる。モンスターの技は、左トリガー、右トリガー、さらに2つのトリガーを同時に引くことで使うことができる。どのトリガーでどの技が出るかは、画面下に表示される。

例えば、エレメンタルモンスターの「チラ」は氷の壁を登ることができる。また、「メイジャールイン」は勢いよく転がってスロープでジャンプすることができる。さらにこの2つの技を使って、メイジャールインで勢いよく飛び出してから、氷の壁の前でチラに変身して壁にしがみつくこともできる。

ほとんどの技は使用するとスピリットを消費する。スピリットは時間か経つと回復する。現在のスピリットの量は、「スピリットバー」として画面に表示されている。

バトルポイントとバトルボーナス

このゲームにはバトルポイントというスコアが存在する。スコアによって、コンセプトイメージやムービー、メイキングなどの閲覧が解除されたり、カメオのコスチュームを手に入れたりといったボーナスを得られる。

バトルポイントを稼ぐには、バトルボーナスを獲得することが重要になる。バトルボーナスをできるだけ多く獲得することで、バトルポイントを何倍にもすることができる。

バトルボーナスには、ノックダウン、スマッシュ、スウィフトの3つがある。ノックダウンは敵を倒すたびに得られる。スマッシュは、敵を一発で倒すと得られる。スウィフトは敵をすばやく連続して倒すと得られる。

バトルボーナスは、カメオがダメージを負うたびに1つ減ってしまう(ノックダウン、スマッシュ、スウィフトの全てが減る)。つまり、無傷でクリアすることが高得点の条件となる。

フォーカスモード

エレメンタルモンスターが敵をすばやく連続して攻撃し続けるとフォーカスモードのチャージメーターが増えていき、メーターがいっぱいになると、フォーカスモードに突入する。フォーカスモードではまるで周囲の時間の進み方が遅くなったかのようにスローモーションになり、エレメンタルモンスターだけが通常の速さで動けるようになる。フォーカスモードは、敵を攻撃し続けていないと、やがて解消される。

エレメンタルフルーツ

エレメンタルフルーツを使うと、エレメンタルモンスターの技をアップグレードすることができる。技をアップグレードすると、新しい技を覚えたり、既に覚えている技を強めることができる。

エレメンタルフルーツはすべてで100個ある。エレメンタルフルーツの幾つかは店で買えるが、それ以外は隠されていたり、誰かを助けた時にもらえたりする。

村にある店の近くには、村のどこにエレメンタルフルーツがあるかのヒントを載せた掲示板がある。

1匹のエレメンタルモンスターが全ての技をアップグレードするのに必要なエレメンタルフルーツの数は8個なので、すべてのエレメンタルモンスターの全ての技をアップグレードするのに必要なエレメンタルフルーツの数は、80個となる。

ライフリキッド

カメオのHPの最大値は、ライフリキッドを飲むことによってあがる。ライフリキッドは店で売られているものもあるが、隠されているものもある。全部で12個ある。

クリスタルアイ

「精霊の国」に4つのクリスタルアイが隠されている。クリスタルアイを手に入れてマジックブックで割り当てると、様々な効果が現れる。例えば、防御力を高める代わりに攻撃力が弱くなったり、HPを自動的に回復する代わりにスピリットの回復が遅くなったりする。

感想

このゲームを始めてすぐに、NINTENDO 64の「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」を想起した。ゼルダの伝説では仮面をかぶることにより様々な能力を発揮できるようになり、その内3つの仮面はモンスター(デクナッツ、ゴロン、ゾーラ)に変身できる仮面であった。カメオでころころ転がるモンスター「メイジャールイン」はゼルダの「ゴロン」に似ているし、植物系で、地面にもぐってから勢いよく飛び出すキャラの「パメルウィード」はちょっと「デクナッツ」に似ている。

ゲームを進めると、さらにゼルダと似ているという感じを強くした。頭を使わないと先に進めず、敵も倒せないというのは、ゼルダの特徴である。

このようにこのゲームはゼルダに似てはいるが、「ゼルダに似たゲーム」としてプレイすると、違和感がある。このゲームはあくまでゼルダ的な要素を取り入れたアクションゲームと考えるべきではなかろうか。

カメオのダンジョン(ステージ)はゼルダと比べるとかなり狭く、道もほぼ一本道で迷うことが無く、攻略時間は圧倒的に短い。さらにゼルダと違って、隠し部屋や、意外な通路などがない(私がプレイした限り)ため、それらを探す楽しみは無い(ただし村などには隠し部屋などが存在し、これらを探す楽しみがある)。

一方カメオにはゼルダにはないスコアが存在する。スコアアタックも用意されており、スコアを競うことができる。スコアはバトルボーナスによって大きく左右され、ステージにはうまく利用すればより多くバトルボーナスを稼ぐことができるようなトラップが用意されている。バトルボーナスはカメオがダメージを受けるとどんどん減ってしまうため、アクションゲームが苦手な人にはかなり難しいが、アクションゲームが好きな人には戦略の立て甲斐があり、楽しめるのではないだろうか。

そのような意味で、ゼルダの伝説のアドベンチャーゲームの要素が好きな人には物足りなさが残るかもしれないが(楽しめないという意味ではない)、ゼルダが好きで、アクションゲームも好きだという人はかなり楽しめるだろう。

操作性

操作性はあまり良くない。カメオは歩いていてもすべるように移動し、止まりたい場所になかなか止まれない。例えば看板を読む時でさえ看板の前にぴたっと止まることができずにいらいらさせられる。エレメントモンスターによっては動きが悪かったり、操作の難しいキャラがいたとしてもゲーム性の一部だと理解できるが、鈍足のキャラ以外の全てのキャラがこの調子である必要があったのか疑問だ。

エレメンタルモンスターの「ディープブルー」の水中での操作性は、特に悪い。水中では左スティックで上下左右の進行方向を決め、左トリガーで前進する。しかし、陸上では左トリガーでディープブルーの技が発動し、前には進めない。水中で左トリガーで移動していたのに、水深が浅いところに来ると突然技を繰り出し、前進できなくなってしまう。左スティックで前進もできるようにして、上下の向きは右スティックでできるようにしたほうが良かったのではないだろうか。

また、変身できるモンスターが10匹もいるのに、3つのボタンにしか割り当てられないというのも厳しい。ボタンに割り当てられていないモンスターを変身するために使われるモンスターホイールも、早くモンスターに変身しなければならない状況では全く使い物にならない。

例えば、ボス戦に突入し、現在3つのボタンに割り当てられていないモンスターに変身したいという状況でモンスターホイールを使うと、痛い目にあう。モンスターホイールを表示中も時間が止まらないため、相手から袋叩きにあってしまう。しかも10種類ものモンスターの中から選ばなければならないため、時間がかかってしまう。

その他

  • オープニングのステージが難しすぎる。ゲームを始めると、操作法もろくに分かっていない状態なのにもかかわらず、砲弾を浴び、ドラゴンの飛び交う戦場に放り出される。初めからトロールが何匹も襲ってきて、しかもこいつらが結構強く、パンチを2,3発浴びせただけでは全然倒せない。「パメルウィードに変身してパンチを繰り出せ」と指示されるが、パメルウィードのパンチは弱いため、この指示通りにするとかなり苦労する。後になって考えると、チラを使って敵を背中に突き刺して、投げ飛ばした方がよほど簡単に倒せる。また、初めから簡単に崖に落っこちてしまう(崖に落ちても死ぬわけではなく、HPが減る)。このステージは操作法を覚えるためのステージとしては難しすぎる。チュートリアルとして操作法を覚えるためのステージが必要だったのではないだろうか。
  • ゲームのプレビューなどには「数千の味方軍を率いて、敵トロール軍VS味方エルフ軍という、数千ものキャラクターが戦いを繰り広げる大迫力の戦闘が体験できる」とあるが、そのような場面があったか分からなかった。トロール軍とエルフ軍が戦っている所に出くわすことは頻繁にあったし、トロールの大軍に馬で突っ込んで蹴散らす場面もあったが、私がプレイした限りは、「数千の味方軍を率いる」ことはなかった。ただ、邪魔するトロールを排除して、エルフ軍の手助けをするというミッションはあり、十分楽しめた。
  • 7匹のエレメンタルモンスターはダークトロールに囚われているのだが、ダークトロールとの戦いはほぼ全て同じ戦い方で、変化がなかった。3人の王族を助けるために戦うボスとの戦いは、ゼルダの伝説さながらで、かなり楽しめた。しかし、最後のボスは特に頭を使って戦うという感じでもなく、ちょっとがっかりした。
  • 「ムジュラの仮面」では変身できるモンスターに物語があり、より親しみを感じたが、カメオではそれぞれのモンスターにこれといった個性を感じることができず(モンスターの説明としての字面があるだけ)、愛着がいまひとつわかなかった。

ヒント

  • クリスタルアイの「回復の目」を早く見つけると、HPの減った時に役に立ち、かなり楽になる。回復の目はパメルウィードを使って見つけることができ、精霊の国のフルーツのヒントを参考に探すと発見できるだろう。
  • 個人的な意見としては、マジックブックのヒントを聞かない方がより楽しめる。ヒントを聞かないと絶対に分からないだろうという場面はなく、詳しいヒントを聞いてしまうことで、色々試して道を切り開く楽しみが奪われてしまう。

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