トリプルパック - Xbox LIVE アーケード コンピレーション - †
動画 †動画は、下のそれぞれのゲーム紹介内に載せています。 みんなの評価 †このゲームをやったことのある方は、以下の評価にご協力をお願いします。 こんな人にお勧め †
特徴 †
概要 †Xbox LIVE アーケードで人気の3つのアクションゲームを収録した、お得なパック。 システム、操作 †以下、トリプルパックに収録されている各ゲームの概要について説明する。 LIMBO †特徴 †
感想 †私はもともとアドベンチャーゲームが好きなのだが、このゲームはまさに私が大好きなタイプのアクションアドベンチャーゲームだった。基本は昔ながらの良質のアクションアドベンチャーゲームという感じで、それが現代風に洗練されたという印象を持った。 このゲームの主人公は普通の子どもで、かなり非力。できることは、移動と、決して高くないジャンプ、それと物をつかんで移動させたり、機械のスイッチをOn/Offさせる位だけ。このような少年が知恵を絞って難関を突破していく痛快さは、まさにアドベンチャーゲームの醍醐味だろう。 一般的なアドベンチャーゲームではアイテムの存在が謎解きを難しくするが、このゲームにはアイテムが存在しない。かつ、とれる動作も限られている。そのため、「そんなの攻略本見なけりゃ分かるわけない!」的な難解なトラップはなく、素直に考えて解ける謎ばかりだった。 また、「そんな神業みたいなことできるわけない!」というような高度な操作を要求されることもなかった。タイミングをうまく合わせたり、ある程度の操作能力が必要になる場面もあるが(特に最後の辺)、どうすれば突破できるかが分かれば、アクションゲームが苦手な私でも数回のチャレンジで成功できた。 このゲームは死んで覚えるタイプのゲームなので、あっさり死んでしまう場面が多い。しかし、死んでもその直前からすぐにやり直せるので、それも苦にはならなかった。 これらの理由から、難易度は高くない。しかし決して簡単すぎるわけでもなく、私自身、かなり悩んだ箇所が何箇所かあった。そのため、謎が解けた時の喜びも存分に味わえる。 ただ、一つ不満を言わせてもらえるならば、もう少しボリュームが欲しかった。早い人ならば、ほんの数時間でクリアできてしまうだろう。 影絵のような世界は美しく、主人公の少年も可愛らしいのに、なぜこのゲームが16禁なのか、ゲームをはじめる前は不思議だった。ゲームを開始し、平地を歩いていると、突如トラバサミがガチっと鳴り、次の瞬間主人公の頭が吹っ飛んだのを見て、「なるほど」と納得できた。過剰とも言える残忍な死に様は、逆に笑ってしまうほどだった。このような死に様を見たくない人は設定で変更できるので、ゲームをはじめる前に設定画面をチェックしておいたほうが良いだろう。 Trials HD †特徴 †
感想 †私はこの手の、非常に微妙な操作が要求されるゲームが苦手であると分かってはいたのだが、ここまでとは思わず、自分自身にがっかりさせられた。 BEGINNER、EASYは問題なく、楽しくプレイすることができた。このあたりのレベルのコースは、基本全速力で走り、要所でスピードを落としたり、バランスを取ったりすれば問題ない。そのため、ファミコンのエキサイトバイクのようなゲームかと勘違いしてしまった。 ところがMEDIAMの中盤あたりから、このゲームはそんな生やさしいものでないことが分かってくる。障害物をなかなか越えられず、何十回もリトライを繰り返してやっと次のチェックポイントに進めるというありさまだ。そしてHARDになると、「どうやったらこんな障害越えられるの?」という絶望的な状態にまでなってしまった。Bボタンを押せばチェックポイントから簡単にやり直せるのだが、運任せにただがむしゃらにやるだけでは、何回やっても成功する気にならない。もしテクニックを解説したもう少し親切なチュートリアルがあったり、ヒントがもらえるようなことがあれば、私でももっと楽しめたかもしれない。 しかしそれは言い訳でしかなく、ゲームが悪いというよりも、単に私が下手くそで、しかも根気がないという話である。もしこのゲームの難コースをスイスイとクリアすることが出来れば、十分人に自慢できる。それだけに、この手のゲームが得意な人には、やりがいがあるに違いない。 Splosion Man †特徴 †
感想 †現在私はレベル1の16ステージをクリアし、レベル2の途中という段階で、この感想を書いている。 私はこのゲームを初めてプレイしたのだが、まるで昔やったことのあるゲームのリメイクをプレイしているような、不思議と懐かしい気持ちになった。どのゲームと似ているのかと問われると具体的な名前は出てこないが、壁を使ってのジャンプや、動く床の仕掛けなどは、きっとアクションゲームでは定番の要素なのだろう。 このゲームの特徴の一つは、そのスピード感。樽を爆発させ、ものすごい勢いでビューっと飛んでいく爽快感が気持ちいい。 一般的なアクションゲームと比べると、出てくる敵の数は少ない。敵を倒して点数を稼ぐというゲームというより、行く手を阻む難関を突破していくゲームという感じだ。 その難関は、死んで解決法を覚えるというものが多い。例えば、画面の外の今は見えない部分に飛んでいき、そこにある仕掛けをうまく使わないと死んでしまうというような場面がザラなので、次に何が来て、何をしなければならないのかをあらかじめ知っておかないとクリアできない。これもまた、「昔のゲームはこんなだったな」と思わせる要因の一つだ。 そんな中で、このゲームの一番の特徴は、かる〜いノリだろう。逃げ惑う科学者を爆発でやっつけると、まるでハムや模型の内蔵(?)のようなものがドロドロと出てくる。また、仕掛けの一つとして登場するデブの科学者は、抱きしめて移動すると(この時ロマンチックな曲が流れる)、レーザービームの盾として使用できたりする。その他ゲーム中に登場するイベントも、馬鹿らしくて笑えるものばかりだった。 まとめの感想 †「最近テレビゲームをやる人が少なくなったのは、ゲームが複雑になったから」という意見がある。それが正しいのかは分からないが、昔のような、単純なルールで気軽に楽しめるゲームはあまり見なくなった。このトリプルパックに収録されている3本はどれも、昔はこんな気持でゲームを夢中でプレイしていたなということを思い出させてくれるような作品だった。 子どもはこのようなゲームが大好きに違いないと思うのだが、17歳以上対象というのはもったいない。レーティングが厳しすぎるという見方もできるかもしれないが、トリプルパックの3本のゲームはどれも無駄に残忍な表現が入れられているように思えた。例えば全年齢対象のTrials HDでさえ、なぜかゴール地点の後ろに火薬やガラス、鉄の棒などの凶器が置かれており、ゴール後にライダーが痛い目に合う(それどころか、多分死ぬ)工夫が施されていた。海外のゲームは無理にでも残忍な表現をねじり込まなければいけないルールでもあるのかと思ってしまうほどだ。 LIMBO以外のTrials HDとSplosion Manは、同じことに何回も挑戦して上達する類のゲームだった。私も昔はこの手のゲームを飽きることなくやっていたはずなのだが、今やってみると、簡単に諦めている自分がいた。忍耐力のいらない最近のゲームに慣れてしまったせいなのか、それともゲームに費やせる時間が減ったせいなのか。ともあれ、歳のせいとは思いたくない。 ヒント †攻略 †リンク †
関連 †コメント †
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