Zoo Tycoon †
動画 †動画は英語版 みんなの評価 †このゲームをやったことのある方は、以下の評価にご協力をお願いします。 こんな人にお勧め †
特徴 †
概要 †自分だけの動物園を作ることができる、動物園経営シミュレーションゲーム。 システム、操作 †感想 †ここに載せている画像はデジカメで撮影したもののため、画質が悪いことをご了承ください。 動物園大君への第一歩 †私は動物は大好きなのだが、「経営シミュレーションゲーム」というものが昔からどうも苦手。このゲームも多少不安を抱えつつ始めた。 ゲームを開始する前に、まずはモードを選択する。モードには、チュートリアルモード、フリーモード、チャレンジモード、キャンペーンモードの4つがある。ここは当然チュートリアルモードから始めた。 チュートリアルモードは10個もあり、チュートリアルとしては分量がある。つまり、それだけやるべきことや、やれることが多いということだろう。園長の道は決して甘くはない。 フリーモードで挑戦 †チュートリアルを10個クリアすると自信がついて、かなりやれそうな気がしてくる。そこで次は、フリーモードに挑戦することに。 フリーモードでは、お金がいくらでも使える。現実では絶対あり得ない、夢のモードだ。 フリーモードは、まず動物園をどの国に作るかという選択から始まる。日本(東アジア)を選択できるので、日本にしてみた。 選択する国によって何が変わるのかは、未だによく分からない。どこの国を選択しても同じように思えるのだが、動物園の外の景色は変わる。日本だと、富士山や五重塔、お城などがそびえるのが見え、まるで江戸時代の日本に動物園を作っているような不思議な感じになった。 俺動物園、開園 †ゲーム開始直後は、動物園のエントランス以外何もない。*1
そこでまずは動物を入れるための「展示場」を作らなければならない。展示場には、サバンナ、ツンドラ、山岳、温帯林、熱帯、草原の6種類があり、飼育する動物に適した展示場を用意する必要がある。どの動物を入れるかは後で考えるとして、なんとなくよさげなサバンナにしてみる。 次に展示場の大きさを、小、中、大の3つから選択する。小には3匹、中には6匹、大には10匹の動物を入れることができる。ただし、動物園のレベルが低いうちは小しか選択できないので、小のサバンナを作った。ちなみに、作った施設は後で簡単に移動できるので、場所は適当で問題ない。展示場を作ると、道は勝手に作られる。
はじめての動物がやってきた †次はこの展示場にどの動物を入れるかだ。展示場に入れることのできる動物は、カバ、キリン、クマ、サイ、ゾウ、チンパンジー、トラ、ライオンの7種類。これにプラスして、レベルが上がるとカバも購入できるようになる。 大まかな動物の種類は8種類だけだが、その中にさらに数種類の動物がいる。例えばクマならばハイイログマやシロクマなど9種類、サイはミナミシロサイやインドサイなど6種類、ライオンはインドライオンやセネガルライオンなど6種類、キリンはナイジェリアキリンやアミメキリンなど5種類、ゾウはインドゾウやアフリカゾウなど4種類、チンパンジーはボノボやマスクチンパンジーなど4種類、トラはベンガルトラやマレートラなど4種類(カバは1種類だけ)用意されている。 何をサバンナの檻に入れればいいのか迷うところだが、それを判断する簡単な方法がある。動物を選んでLTトリガーを引くとその動物の説明が表示されて、そこに飼育に適した環境が表示されるのだ。この方法で今購入できるすべての動物(レベルが低い段階では、選択できる動物は限られている)を調べると、サバンナが最適とされているのはミナミシロサイしかいないようだ。はじめの動物がサイというのはちょっと地味なような気もするが、今は見た目よりも確実性を重視しよう。
ミナミシロサイを選択すると、今購入できるサイが5頭表示される。中には子供のサイもいる。ここは無難に、大人のサイを雄雌1頭ずつ購入する。
購入した動物は、しばらくするとヘリコプターにつるされてやってくる。我が動物園にようこそ! アイテムを設置 †一仕事終えて一息ついていると、画面左上にメッセージが。このメッセージ(お知らせ)はすぐに消えてしまうが、十字キーの上ボタンで履歴を閲覧できる。見てみると、サイが腹を空かせているし、汚れてきてもいるから、エサ場と水浴び場作れという。
エサ場は、魚、フルーツ、肉、野菜の4種類用意されている。LTを引いてサイに適したエサ場を調べるとフルーツか野菜らしいので、野菜コーナーを設置。水浴び場も何種類かあるが、これはデザインが違うだけのようなので、適当なものを選ぶ。 展示場にはさらに「動物用アイテム」という動物の遊び道具的なものを置くこともできる。これできっと動物のストレスが解消されるのだろう。これもたくさん種類があり、どれにするか迷ってしまうが、動物によって好みが異なるようなので、LTで調べて、サイが好きという小屋を設置してみた。 これ以外に、展示場には動物と触れ合うためのアイテムも設置できるのだが、小さい展示場には3つのアイテムしか置けないので、これは今はあきらめる。 動物園を堪能 †ここまでやれば文句はないだろう。やっと余裕ができたので、はじめての客人であるサイたちを近くからじっくり観察したくなる。Yボタンを押すと、上空から見下ろした画面と、地上にいる自分から見た第三者視点の画面をトグルで切り替えることができる。日常の作業には上空からの視点の方が便利だが、自分で作った動物園を満喫するには、地上に降りて歩き回った方が絶対楽しい。 実際に地上に降りてみると、適当に作った動物園がリアルに出来上がっていて、感動的。まだ少ないが、すでにお客さんもいる。そして、なんといっても動物たちが、見た目、動きともにとてもリアル。サイは地味だと思って馬鹿にしていたが、じっくり見ると、なかなか味があるではないか。
展示場の近くで(あるいは上空からの画面で展示場にカーソルを置いて)LTトリガーを引くと、展示場にいる動物の状態(動物の幸福度、飼育環境の満足度、空腹度、清潔度、社交欲求など)を確認することができる。今のところ、すべて緑の完ぺきな状態だ。
動物を増やす †はじめての展示場がうまく行ったので、さらに次々と展示場を作り、ハイイロクマ、ナイジェリアキリン、インドゾウ、セネガルライオン、ボノボを購入。いよいよ本格的な動物園っぽくなってきた。 動物を入れることができる展示場は、このような通常の展示場だけではなく、「ミニ展示場」というのもある。ミニ展示場はその名の通り小さい展示場で、小さな動物しかいれることができない。また、アイテムを設置することができないが、エサ場と水浴び場は初めから付いている。さらに、ミニ展示場では動物の繁殖ができない。 しかし、ミニ展示場で飼育できる動物の種類は豊富で、インコ、キツネザル、イグアナ、オオトカゲ、カメ、ヘビ、ナマケモノ、フラミンゴ、クジャク、ミーアキャット、ビントロング、レッサーパンダなど様々。これを設置しない手はない。 ミニ展示場には、熱帯の木、熱帯の岩、熱帯の草地、サバンナロック、熱帯のプールの5種類が用意されている。はじめは熱帯の木か熱帯の岩しか作れないので、両方作る。熱帯の木にはルリコンゴウインコを、熱帯の岩にはナイルオオトカゲを入れてみた。動物園には、こういった動物たちも必要だ。
従業員を雇う †調子に乗って動物園を拡張していると、新たなお知らせが。サバンナの展示場でエサがなくなったから補充しろという。早速展示場のエサ場を選択して、エサを補充する。その後もお知らせで、水浴び場の水がなくなったとか、フンのにおいがひどいとかクレームが殺到する。そのたびに水を入れたり、フンを掃除したり(Aボタン一発で片付く)とこき使われる。こんなことしたくて園長になったんじゃないと思うが、よく考えるとまだ従業員を一人も雇っていなかった。*2 金はうなるほどあるのに、フン掃除などやってられない。ここは従業員を雇って、彼らにやらせよう。フン掃除は清掃員、エサや水の補充は飼育員がやってくれる。彼らを雇うために清掃員事務所と飼育員事務所を建て、それぞれ3人ずつ雇う。彼らにはレベルが1から3まであり、3だと高給なのだが、そこはけちっても意味がない。全員レベル3で固める。
雇うことのできる従業員には、この他にブリーダーという人たちがいる。彼らは、繁殖センターを作ることで雇うことができる。彼らの仕事は動物を繁殖させることで、ブリーダーを展示場に配置すると(一人一か所)、そこの動物が子供を産むことがある。ついでなので、これも作っておいた。 客のニーズにこたえる †かなり余裕が出てきたので、できる園長として、次は客足を伸ばすことを考える。何もないところでLTを引くと、園内の動物の状態と、客の満足度が表示される。これを見れば、客が何に満足していて、何に不満なのかが分かる。現状では、「フード&ドリンク」と「エンターテイメント」、「デコレーション」に不満があるようだ。
これら客のニーズにこたえるには、それに合った設備を作ればよい。「フード&ドリンク」なら食べ物や飲み物のお店、「エンターテイメント」ならマスコットやグッズショップなど、「デコレーション」なら広場や噴水、像などである。 正直なところ、俺動物園(略して「俺園」)には、店も広場もトイレも、何なら客も、すべていらない。ただ動物たちがいてくれればいい。しかしまあ金はあるので、欲しいというのなら作ってやろう。 動物と触れ合う †おかげさまで俺園は大盛況。次々とレベルが上がっていく。レベルが上がると、買える動物の種類が増えるし、大きな展示場も作れるようになる。そこで今度は、大きな展示場を作って、動物と触れ合うためのアイテムを設置してみる。 ふれあいアイテムには、エサやり体験、ホース遊び体験、物まね遊び体験の3つがある。エサやりはゾウかキリン、ホース遊びはゾウ、クマ、カバ、サイ、物まねはライオン、トラ、チンパンジーしかできない。 ゾウの展示場にエサやり体験アイテムを設置して、エサやりをしてみる。エサをあげたい動物を選ぶと近づいてくるので、エサを手に取って、手渡しで渡す。するとゾウは鼻でそれを取って、おいしそうに食べてくれる。
ふれあいアイテムを使えば、動物たちの楽しいアクションを間近で見ることができる。こんな体験、現実の動物園では絶対にできないだろう。 ついに天罰が †金に物を言わせて俺園を増強していると、思わぬメッセージが画面に表示された。 「Zooリミットが最大値を超えました。動物園ではこれ以上動物を飼育できません。今いる中から何頭か野生に返してから新しい動物を買い付けてください。」 なんという盲点。今まで全く気が付かず、チュートリアルでも一切説明がなかった(と思う)が、よく見ると画面中央上の所持金、レベル、入場者数が表示されている下に灰色(限界が近づくとオレンジ色になる)のバーがあり、これがZooリミットを示していたようなのだ。 今まで長々と書いてきたが、実はここまで結構あっという間。まだ飼いたい動物がたくさんいるのに、あまりに早すぎる。これが大金を持ったがゆえに図に乗った園長に下された天罰なのか。 野生に返す †仕方がないので、動物を減らすことにする。動物は、レベルが15(15が最高レベル)ならば、野生に返すことができる。また、レベルが15未満の動物も、売却することができる。 まずは、レベルが15の動物を探してみる。園内にいる動物の一覧を表示できれば簡単なのだが、それはできないようだ。代わりに、Xボタンを押すことで個々の動物や施設の状況を確認することができる。十字キーの左右ボタンで確認したい事項を選択してからXボタンを押すと、画面上に一斉に表示される。
こうして調べると、レベル15のキリンがいることが判明。早速野生に返す。しばらくするとヘリコプターがやってきて、キリンを運んでいく。さらば友よ!
野生に返された動物がどうしているかは、その後お知らせで随時報告される。動物がどこに解放されたとか、群れに受け入れられたとか、群れを率いているとか、つがいと一緒にいるとか、子供をもうけたとかいろいろ教えてくれる。解放した動物が生き生きと暮らしている様を想像すると、解放してよかったと心から思える。 ついに廃園 †動物を減らしたので、新しい展示場を作ろうとしたところ、またしても嫌なメッセージが。 「Zooリミットが最大値を超えました。動物園が最大規模に達しました。展示場かアトラクションをいくつか売却してスペースを空けてください」 いよいよ限界か。しかしここで一つのアイデアをひらめく。大きい展示場を作って、そこに色々な種類の動物をまとめて入れればよいのではないだろうか?サファリパークのようで、面白そうだ。*3 ところが実際にやってみると、なかなかうまく行かない。同じ展示場に入れることのできる動物の組み合わせがあまりないのだ。さらに、同じ展示場には2種類までの動物しか一緒に入れられないようなのだ。 それでも何とか展示場を空にして、売却しようとしたところ、思わぬ事態に遭遇した。展示場にまだ動物がいるから売却できないと言い張るのだ。不思議に思って展示場をよく見ると、確かに売却したはずの動物がまだいる。そこでもう一度動物を売却しようとするが、なぜか動物を選択することができない。つまり、いるのにいない。これは、売られていった動物の怨念が具現化したものなのだろうか? これと関係があるのかは分からないが、いくつかの展示場ではヘリコプターが着陸するマーク(丸の中にH)が消えず、いくら待ってもヘリコプターは来ない。 これで一気に戦意喪失してしまい、ついに俺園は廃園を決定した。 ちなみにこの問題、ゲームをセーブして、ロードしなおせば直ることが後で分かった。動物とのふれあい中にも何もできなくなってしまうという事態が度々起こったが、同じようにStartボタンを押してセーブしてからロードすれば直った。 チャレンジモードで再起 †フリーモードで要領をつかめてきたので、次はいよいよチャレンジモードに挑戦。 私が気が付いた限りでは、フリーモードとチャレンジモードの違いは、大きく3つありそうだ。 1つは、お金を稼がなければならないこと。これだけでゲームが難しくなってしまうような気がするが、実際プレイした限りでは、そんなことはなかった。 まず、よほどひどくない限り、十分な収入がある。また、動物園作りにあまりお金がかからない。恐ろしく高額だが効果は絶大といったものがあってもおかしくないが、なかった。はじめは資金が底を尽きたこともあったが、ある程度のレベルになると全くお金に困ることはなく、フリーモードとあまり変わらなかった。 2つ目の違いは、その名の通り、「チャレンジ」があること。チャレンジというのは随時追加される命令で、制限時間内に指定された指示を達成させると成功となる。チャレンジに成功すると、報酬をもらえたり、集客がアップしたりする。チャレンジの中には失敗するとペナルティがあるものもあり、その時は、報酬を減らされたり、園で飼育りている動物を没収されたりする。
チャレンジの内容は、動物と触れ合えとか、写真を撮れ(LBボタンで写真撮影ができる)とか、エサを補充しろとか、動物を購入しろとか、赤ちゃんを出産させろとか、動物や客の状態を緑(良い状態)に保てとか、様々。中にはカートに乗って(Xボタンでカートを呼んで乗ることができる)制限時間内にある場所からある場所まで行けといったカーレースのようなチャレンジもある。 チャレンジは次々と追加されるので、結構忙しい。現在進行中のチャレンジは、RTを引くと確認できる。 3つ目の違いは、研究の存在である。チャレンジモードではレベルが上がってもすぐにアンロックされた動物や施設が使える訳でなく、多くは研究しないと使用できるようにならない。 研究と言っても、実に簡単。例えば研究が必要な動物を購入しようとすると、「このアイテムを研究しますか?」というメッセージが表示されるので、「はい」を選択すると、自動的に研究が開始されて、必要な時間が経過すると研究が終了し、その動物を購入できるようになる。つまり、研究をしていない動物やアイテムは使用できるようになるまで時間がかかるというだけのことだ。ちなみに研究中は別の作業をすることができるが、研究は1度に1つしかできない。 チャレンジモードではやはりチャレンジの存在が大きく、それだけゲーム性が高くなっている。のんびりと我が道を行く動物園作りをしたい人には適さないが、フリーモードでは張り合いがないと感じたときは、チャレンジモードやキャンペーンモードに挑戦すると新たな楽しみを発見できるかもしれない。 キャンペーンモードについて少しだけ †最後にキャンペーンモードに挑戦してみたが、これは短期決戦のチャレンジモードという感じ。決まったチャレンジをすべてクリアすれば成功となり、時間内にクリアできなければ失敗となる。ゲーム性が高く、比較的短時間で決着がつくので、ちょっと遊びたいときによさそうだ。 過去のゲームとの比較 †動物園や水族館、遊園地などのテーマパークを作るというゲームは昔からたくさんあった。私もこのようなゲームを何度かプレイしたことがあるが、大抵途中でギブアップしている。一言でいうと、難しすぎるのだ。このようなゲームは、どこに何を作るかという配置の仕方が重要になることが多いが、それが分かるのはゲーム中盤以降で、その頃はもう手の施しようがなくなっており、やる気を失せてしまうのだ。 その点このゲームは、非常にシンプルで分かりやすい。アイテムをどこに置こうが収入等に影響がないようで、展示場やお店、トイレなど、どこに置いても効果は変わらないようだった。その分ゲーム性が減っているかもしれないが、チャレンジというシステムで十二分に補われている。 根本的なシステムは今までのゲームとあまり変わらないと思うのだが、園内を自由に歩き回ることができて、動物たちを観察できて、しかもそれらがとてもリアルだというだけで、全く別次元のゲームのように感じられた。 しかし、残念ながら、ドット画のゲームの方がより大きな動物園を作れたような気がするし、登場する動物の種類も多かったような気がする。さらに、正直なところ、違う種類のキリンを何種類飼育したところでどれもほとんど区別がつかなかったので、似たような動物の種類が多いことより、全く違った動物がもう少しいて欲しかった。中でも、ジャイアントパンダが出てこなかったのは残念すぎる。もしかしたら、今後ダウンロードコンテンツで販売されるのだろうか? 俺園の未来は? †一通りプレイして分かったのは、あまりに大きな動物園は作れないということだ。しかし、その限界を突破する新たなアイデアを思い付いた。「サル園」「クマ園」「猛獣園」のようにいくつも動物園を作って、それぞれで違った種類の動物を飼育すればよいのだ。今後の俺園が楽しみだ。 ヒント †攻略 †リンク †関連 †コメント †
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