タイムホロウ 奪われた過去を求めて †
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特徴 †
概要 †過去へつながる穴を開けることができる「ホロウペン」を継承した歩郎が、変えられた過去を修正して事件を解決する。DSの機能を生かした、新しいシステムのアドベンチャーゲーム。 システム、操作 †フラッシュバックとディギング †何者かによって過去が変えられてしまった(あるいは、自分が変えた)ときに、その場面がフラッシュバックとして脳裏に浮かび上がる。フラッシュバックの場面の場所でしかディギングで過去を変えることができない。また、ディギングするにはフラッシュバックの場所や時間などの詳細を知る必要があるため、これらの情報を人に聞くなどして集める必要がある。 フラッシュバックの情報が集まり、「確定」すると、その場所でディギングできるようになる。フラッシュバックの場所に行くとホロウペンが光り、ディギングが開始される。この時上画面にはフラッシュバックの景色(つまり過去の景色)が、下画面には現在の景色がモノクロで表示される。下画面にペンで丸を描くとその場所に穴が開き、その部分だけフラッシュバックされた過去になる。穴の中の気になる部分をつつくことにより、「見る」「調べる」「話す」(過去は止まっているため、話せるケースは少ない)「アイテム」(アイテムを選択して使用する)の4つの行動を行うことができる。 過去の修正に成功して穴を閉じると新たなフラッシュバックが手に入り、現在の状況が変化する。なお、過去の修正に成功した場合は、穴を閉じる以外のことはできなくなる。 ディギングで開けられる穴の最大値は決まっており、大きい穴は空けられない。穴を開ける場所を間違えた時は、その穴を閉じて、新たな穴を開ける必要がある。 穴はいくらでも空けられるわけではない。ディギングゲージがあり、一回穴を開けると、1つ消費し、全て使い切ってしまうと穴を開けることができなくなる。ゲージの最大値は章ごとに異なり、初めは12で、1章ごとに2ずつ減っていく。章が変わるとゲージが回復する。また、マップを移動していると猫を見つけることがあり、この時ゲージが一つ回復する。 横スクロールと遠近感 †画面の景色を十字キーやタッチパネルで横スクロールさせることができる。横スクロールさせることで、端にあるものを確認できる。 また、横スクロールさせると、景色の手前にあるものより奥にあるものの方がスクロール幅が大きいため、手前のものの陰に隠れていたものが見えるようになるときがある。 感想 †空間に穴を開けて過去を変えるというシステムは、少なくとも私は始めて体験するものであり、非常に面白いと感じたし、アイデアのよさに感心させられた。このような新しいアドベンチャーゲームが登場するというのは、アドベンチャーゲーム好きとしては、とてもうれしい。 しかしその感動は初めの頃だけで、後半は急速に薄れていった。後半は似たような作業の繰り返しで、ゲームとしての面白さはあまり感じられなくなっていた。 まず問題なのは、ゲームが簡単すぎるという点だ。プレーヤーが正しいディギングをしようとする気満々であれば、何の迷いも無く、すべて一発で正解できるだろう。穴を開けなければならない位置を分かりにくくするというだけでなく、もっといろいろな方法で難易度を上げる(プレーヤーが頭を使わないと解決できないようにする)べきではなかったろうか。 ディギングは基本的に一箇所修正しただけで済んでしまうのだが、例えば、数箇所修正しないと正しく修正されないという場面があっても面白かったのではないだろうか。 正解が一つではなく、複数あり、その方法(ディギングする場所や、穴を開ける位置、使うアイテムなど)によって結果が変わるといったシステムも考えられただろう。大きくストーリーが分岐するというだけでなく、結果はほとんど変わらないが、ちょっとしたことが変わる程度でも面白いと思うのだが。(これに近いことはあったが。) ストーリーを含め、ゲームがまじめすぎて、遊び心が少ないと感じた。例えば、ディギングで正解以外の場所を修正できるという場面がもっとあっても良かったのではないだろうか。サブストーリーが少ないのも、ゲームがあっという間に終わってしまう原因の一つだろう。 ストーリーは、序盤から両親が消えたり、人が死んだり、殺されたりと、終始重い内容だった。個人的な意見としては、はじめのうちは軽い事件を解決していき、だんだんと大きな事件になっていくという方が盛り上がると思うのだが。 全体的にみると、時間をかけずに作成したゲームという印象がぬぐえない。アイデアが面白いだけに、もっと時間をかけてじっくりと作って欲しかった。 ヒント †
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