有罪×無罪 †
動画 †みんなの評価 †このゲームをやったことのある方は、以下の評価にご協力をお願いします。 こんな人にお勧め †
特徴 †
概要 †裁判員制度による裁判を体験できる、推理アドベンチャーゲーム。 システム、操作 †このゲームでは実際の裁判の流れに沿ってゲームが進行するため、冒頭陳述や証拠調べ請求など、ゲームとは直接関係しないことが多く行われる。ゲームに直性関係するのは、証人や被告人への質問と、評議の2つだけといってよいだろう。 証人や被告人への質問は、まず証人や被告人の話を聞き、その途中で表示される3択のうち、どの質問を後でしたいかを選択する形で行う。一人につき、3つ程度の質問をすることができる。質問は、しなくてもよい。質問の選び方によって、新たな事実が分かる場合がある。 評議では、3人の裁判官と6人の裁判員が事件について話し合う。評議では、まず話し合うべき争点(ファクター)が幾つか挙げられる。プレイヤーはまずどのファクターについて話し合うかを選択する。話し合いが始まると、裁判員が意見を出し合う。誰かの発言の後で、「黙っている」「賛成」「反対」「質問」の4つの選択肢が表示されることがあり、どれを選択するかにより話の展開が変わる。また、幾つかの選択肢の中から選択したり、裁判で明らかになった証拠品や証言から適当なものを提示しなければならない場面もある。 1つのファクターについて話し合いが終わると、裁判長がまとめを行う。その後、もう一度このファクターについて話し合うことができるし、別のファクターを選択して話し合うこともできる。1度結論を出したファクターをもう一度話し合うこともできる。 すべてのファクターについて話し合いが終わると、有罪か無罪かの評決を行う。中間評決では「どちらともいえない」を選択して保留することもできる。最終評決では多数決で有罪か無罪かが決まる。ただし、評議で事件の真相に迫れていれば、最終評決は全員一致となる。最終評決で有罪に決まれば、量刑も判断しなければならない。 話の最後には、事件の解明率がパーセントで表示される。100%でなかったときはヒントも表示される。 感想 †このゲームの1話と2話をクリアした後の正直な感想は、裁判員制度に便乗しただけのゲームだなというものだった。見た目が地味だし、ストーリーもこれと言ってない。実際の裁判に近いということで、出てくる言葉は堅苦しくて分かりずらいものが多いし、証言の前の宣誓など、いちいち読むのもしんどいような、儀式的なつまらない場面が繰り返される。しかも、これでも推理ゲームといえるのだろうかと思えるほど、推理が必要な場面が少ないし、その難易度もかなり低い。正直なところ、プレイ中に幾度となく眠くなってしまった。 これが3話目になってようやく推理ゲームらしくなってきて、そして最後の4話目は、今までが嘘のように面白くなった。最後の最後まで犯人が分からず、「このままでは自信を持って評決できない」と切羽詰まる思いをさせられた。結局は1つのことを突破口として次々と事実が分かり、正しく評決できたが、その瞬間の感覚は、推理で真実が分かった快感に加え、追い込まれていた分、さらにうれしさが増し、鳥肌ものだった。 また、最後まで犯人が分からない状況は、実際の裁判だったら恐ろしいことだと思い知らされた。実際の裁判ならばもっと詳しい調査をするだろうし、もっと時間をかけて議論をするのだとは思うが、このゲームだけでも十分思い込みで決めつけてしまうことの恐ろしさを思い知った。これがこのゲームの伝えたいことなのかもしれないが、それが最終話だけしか味わえないのは残念だった。 さらに最終話は、ストーリーもいい。詳しくは書かないが、文字通り最後の最後まで楽しめる。 何度も言うようだが、本当によかったのは最終話だけだった。もし4話ともすべて最終話と同じくらい面白かったら、間違いなく名作と呼べただろう。 ヒント †
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