逆転裁判 蘇る逆転 †
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特徴 †
GBA版との違い †
概要 †GBAで大好評だった「逆転裁判」のDS版。GBAと同じ4話に加え、新作の1話が収録されている。主人公は新米弁護士の「成歩堂龍一」。殺人事件の被告の弁護を引き受け、無罪獲得に奮闘する。アドベンチャーゲームの要素に、法廷で証人のウソを指摘する「法廷バトル」が加わった、今までにないゲーム。 システム、操作 †探偵パート †ゲームは、探偵パートと、法廷パートに分かれる。 探偵パートでは、事件現場を調べたり、関係者に話を聞いたりして、証拠を探す。 探偵パートでは、「調べる」、「話す」(人がいる時)、「移動する」、「つきつける」(人がいる時)が行える。「つきつける」は、証拠品を目の前の人に見せる。 探偵パートでゲームオーバーすることはない。また、法廷パートで必要な証拠がすべてそろうまでは探偵パートが終わらない。 法廷パート †法廷パートでは裁判が行われ、証人が証言を行う。弁護士であるプレーヤーが尋問を行い、証言から矛盾点を探す。 尋問では、証言を聞く他に、証言の適当な箇所で、「ゆさぶる」と「つきつける」を行える。 「ゆさぶる」では、証言に待ったをかけ、その内容をより詳しく聞く。「ゆさぶる」ことによって、新たな証言が得られることがある。 証言に矛盾点や、指摘すべき点が見つかったならば、その矛盾を証明する「証拠品」を「つきつける」。基本的には、「つきつける」で矛盾を指摘していくことにより、ゲームが進行し、しだいに真実が明らかになっていく。 これら以外に、いくつかの選択肢から選択を強いられる場面や、写真で指摘する箇所をポイントする場合などもある。 「つきつける」が間違っていたり、重要な選択を間違えると、裁判長の心証を悪くし、ペナルティを受ける。ペナルティを受けるとはじめ5点あるゲージが1点ずつ減っていき、0になると、ゲームオーバーになる。重大な選択では、一発でゲームオーバーになる場合もある。ゲージは、エピソードの区切りなどで全快する。 GBA版との比較 †5話あるエピソードのうちはじめの4話は、GBA版と全く同じようだ。 システムとしては、尋問中にYボタンを押しながら「待った!」や「異議あり!」を叫ぶことにより、「ゆさぶり」や「つきつける」ができるようになった。(叫ばなくても、つぶやく程度で大丈夫。)また、英語版でのプレイや、GBA版のカートリッジを使うことにより、はじめからすべてのエピソードをプレイすることができるようになっている。 新作のシステム †新作には、いくつかの新しいシステムが導入されている。 ほぼ全ての証拠品をぐるぐる回転されて調べることができるようになっている。つまり、そのままでは見ることのできない証拠品の裏側など、色々な角度から証拠品を見ることができる。これは、バイオハザードとちょっと似ている。 今までも写真の証拠はあったが、新作では、ビデオの証拠が登場する。ビデオの証拠で矛盾を指摘する場合は、ビデオを早送り、巻き戻して指摘したい場面を表示して、一時停止し、指摘する箇所をポイントしてつきつける。 新作では、科学的な捜査が目玉になっているようだ。その手段として、ルミノール試薬と指紋検出用具を証拠品として持ち、探偵パートで使うことができる。 ルミノール試薬を使うと、気になるところをタッチパネルでタッチしてルミノール試薬吹きかけることにより、血液の跡を見つけることができる。 指紋検出用具を使うことで、指紋の検出と照合ができる。指紋のありそうな場所を指定した後に、タッチパネルをタッチしてアルミ粉を満遍なくふりかけ、マイクに息を吹きかけることで、指紋を検出できる。そして誰の指紋のデータと比べるかを選んで、指紋が一致すれば、その人の指紋であることが判明する。 感想 †逆転裁判は、私がプレイしたGBAのゲームのうち、一番面白かったと言えるゲームである。徐々に事件の真相が明らかになっていくストーリーがすばらしい。事件の真犯人(かなりの悪者)が、初めは余裕たっぷりなのだが、証言の矛盾を次々とついていくと、徐々に追い込まれ、最後にはパニックになるという様は、非常に爽快で、気持ちがいい。このような快感を得ることのできるゲームが他にあっただろうか? ただ、よく考えると、「おかしくないか?」と思えるような点も少なくない。例えば、それを問題視するならば、こっちもおかしいだろうという点が結構ある。また、明らかに被告より怪しい奴がいても、決定的な証拠を提示できなければ、被告が有罪になってしまうし、それ以前に、あまりに簡単に(大して調べもせずに)警察が犯人を捕まえて、あまりに簡単に(たいした審議もせずに)有罪判決が下されすぎる。しかし、これらはゲームとして割り切ることができる。(起訴された被告人のほとんどが有罪判決を受けるという日本の現状を皮肉ったものと考えることもできるかもしれない。) それでもなお、このゲームに登場する霊媒師の存在には、少々違和感を感じる。このゲームは、証言の矛盾を指摘するという、非常に理論的な思考が要求されるゲームである。このようなゲームの中では、「霊媒」という非現実的な要素は、明らかに異質であり、相容れているとは思えない。 実質的な損失としては、理論的な思考を要求するゲームの中に非現実的な「霊媒」を現実の現象として入れることによって、プレーヤーが何を理論的と判断し、何を非理論的と判断すればよいのか分からなくなり、混乱してしまうという点が挙げられる。 正直なところ、なぜ「霊媒」という要素がこのゲームに加えられたのか、その理由が分からなかった。実際、霊媒がこのゲームに絶対必要な要素であるとは思えなかった(2以降では、そうではないが)。 DSになって †DS版もGBA版もほとんど変わらない。 DSになって「調べる」が簡単になるかと思っていたが、思ったほどではなかった。調べたい箇所に一回タッチしてポインタを移動させ、もう一回同じ箇所をタッチする(あるいは「調べる」ボタンをタッチする)ことで調べることができるのだが、2回目のタッチがちょっとずれると、調べることができず、何回もタッチすることになる。一回のタッチで調べるで良いのではないかと思うのだが。 新作「蘇る逆転」について †GBA版との一番に違いである、5話目の新作についてであるが、これは間違いなく力作である。 新作は、逆転裁判の4話目の事件の2ヵ月後(逆転裁判2の前)という設定。修行のために帰ってしまった綾里真宵の代わりに、新しいパートナーが登場する。そして、霊媒とは正反対の「科学捜査」を行う。霊媒よりも科学捜査のほうが、逆転裁判ではしっくり来るような気がする。 このエピソードでは、御剣怜侍の更なる過去(なぜ悪いうわさが付いたのか)が明らかになる。逆転裁判ファンなら、プレイしなければならないだろう。 ヒント †
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