ゴーストトリック(GHOST TRICK) †
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特徴 †
概要 †何者かによって殺された主人公が、魂を物に取り付かせ、操る能力を使って、死の真相を探る、パズル性の強いアドベンチャーゲーム。 システム、操作 †プレーヤーができることは、基本的には、「トリツク」ことと「アヤツル」ことだけ。 画面左下の「トリツク」をタッチすると、時間が止まり、画面全体が赤っぽくなる(「トリツクビジョン」に入る)。この時魂は画面の中央で青白い炎のように光っている。魂の他に青白く光る「コア」を持つ物体もあり、魂とコアをタッチペンで線を引いて結ぶことによって、その物体に魂を移動させることができる。魂とコアの距離が離れていると線を結ぶことができず、移動できない。 中にはトリツクことで「アヤルツ」ことのできる物体もある。その物体をアヤツルことができるか、アヤツルと何ができるかは、実際に取り付いてみないと分からない。物体をアヤツルには、アヤツル物に取り付いてからトリツクビジョンを抜けて、画面右下の「アヤツル」をタッチする。 死んだ人間にトリツクと、死亡時刻の4分前に戻ることができる。この時、「トリツク」と「アヤツル」を使って、死亡時刻までに運命を変えなければならない。死亡時刻までに運命を変えられなかったとしても何回もやり直せるし、それ以前でもいつでもやり直すことができる。 運命を変えて生き返らせた人間とは、トリツクことで、会話することができる。 電話機をアヤツルことで、遠くに移動することができる。電話で移動するには、移動先の電話番号を知らなければならない。電話がつながっているときに電話をアヤツルと、つながっている先の電話番号を知ることができる。 感想 †とにかくストーリーがおもしろく、やりだすと止まらなくなる。物語は謎に満ちており、一つの謎が解決しても新たな謎が浮かび上がってくる。ストーリー展開も意外で、まったく先が読めない。これからどうなるのか続きが気になって、ゲームを止められなくなってしまう。 特にゲーム終盤は逆転に継ぐ逆転で、ストーリーが込み入ってくる。それでも何とかついていけてたのだが、最後の最後にさらに話が込み入るとついに置いて行かれ、よく分からなくなってしまった。最後は綺麗なハッピーエンドで気持ちよく終われるのだが、その点が引っかかってしまい、若干モヤッとした感覚が残ってしまった。 ゲームのシステムは、今まだ私がプレイしたことがない新鮮なものだった。主人公は、まるでポルターガイスト現象のように物を動かすことができるが、大きく動かせる訳ではなく、ほんのちょっと動かす力しかない。いろいろなものを少しずつ動かすことによって、不可能と思われるような大きな目的を達成させるのが面白い。 ちょっとしたことがきっかけで、連鎖的に状況を変えていくという感覚は、まるでNHK教育の番組「ピタゴラスイッチ」のピタゴラ装置のようでもある。ただ、「インクレディブル・マシーン」のように部品を配置したら後は見守るだけというのとは違い、物をアヤツルことで少しずつ状況を変えていくという感じだ。そして、場合によっては、タイミングよくアヤツルことも必要になる。 4分間で運命を変えなければならないという状況は、それを聞いただけでは、非常に切迫しているように思われるだろう。しかし実際には、何回もやり直すことができるので、緊迫感は全くなかった。このゲームは色々試すことによって正解を探していくゲームなので、それは仕方がない部分もあるだろう。しかし、私がプレイした限りでは難易度は低めだったので、もし緊張感を犠牲にして何度でもやり直せるようにしたのならば、難易度がもっと高くてもよかったのではないだろうか。 個人的には大好きなタイプのゲームなので、次回作が出てくれることを期待したい。 ヒント †攻略 †リンク †関連 †コメント †
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