あつまれ!ピニャータ †
動画 †動画は英語版 みんなの評価 †このゲームをやったことのある方は、以下の評価にご協力をお願いします。 こんな人にお勧め †
特徴 †
概要 †自分だけのガーデンを作り、「ピニャータ」と呼ばれるかわいらしい動物たちを呼び集める、箱庭ゲーム。 システム、操作 †ピニャータを集める †ピニャータを自分の庭に呼ぶには、まず登場条件をクリアし、次に訪問条件をクリアする必要がある。これらの条件はピニャータの種類によって異なる。訪問条件をクリアすると、ピニャータがたまに庭を訪問してくれるようになる。そのときのピニャータは白黒の色をしている。 次に住人条件をクリアすると、庭にずっといてくれるようになる(ただし機嫌が悪くなると帰ってしまう)。この時、ピニャータの色が白黒からカラフルな色に変わる。住人になったピニャータは名前をつけることができるし、「みちびく」によって指定したものを食べさせることも、売ってしまうことさえできる。また、住人になったことがあるピニャータは、ハンターに頼んで捕まえてきてもらうこともできる。 最後の仲良し条件をクリアすると、ピニャータの上にハートマークが表示されるようになり、子供を作れるようになる。 つまりこのゲームではピニャータを「登場→訪問→住人→なかよし」と状態変化させていくことが目的の一つとなっている。 登場条件や訪問条件には、庭に特定の植物があるとか、ある種類のピニャータがいるとか、池の割合が何%以上とか、レベルが幾つ以上などがある。住人条件には、特定の種類の植物や果物を食べるとか、ピニャータを食べるなどがある。仲良し条件も何かを幾つか食べるというものが多いが、それ以外に、そのピニャータの家があることが必須条件となる。 基本的にはピニャータが登場しないとどのようなピニャータがいるかすらわからないが、いったん登場すれば、訪問してもらうための条件が何であるかは知ることができる。その後の住人、なかよしの条件も順番に知ることができるようになる。ただし、条件が複数あるときは始めの条件しか分からず、その条件を満たすと次の条件が分かるという場合もある。 子供を作る †仲良し条件をクリアしてハートマークの出ている2匹のピニャータを引き合わせると、「なかよしミニゲーム」が始まる。このミニゲームは、ピニャータを上手に動かして、壁(かんしゃく玉)にぶつからないようにしながら、もう1匹のピニャータのいる所まで向かうというもの。制限時間内にクリアできなかったり、指定された数よりも多くかんしゃく玉にぶつかってしまうと失敗となる。ゲームに失敗すると、しばらく失恋状態になり、仲良くすることができなくなる。ただし、時間が経てば、再びハートマークが出て、仲良くさせることができるようになる。 このゲームに成功すると2匹のピニャータは仲良しになり、「なかよしダンス」を踊る。その後たまごを授かり、やがて子供が生まれる。子供はまゆの状態を経て、大人になる。 ピニャータにはオスとメスの区別がない。また、親と子供でも仲良しにさせることができる。 一度仲良くさせたことのあるピニャータには「なかよしスイーツ」を食べさせることにより、仲良し条件をクリアしなくても、仲良し状態にすることができる。ただし、ピニャータの家は必要。 色違いのピニャータ †ピニャータに特定の物を食べさせると、色違いのピニャータになることがある。何を食べさせれば色違いになるかは分からないので、いろいろ試して見つけ出す必要がある。 ピニャータのけんかと病気 †ピニャータ同士がけんかすることがある。けんかをすると、止めることをしなければ、どちらかが勝つまで行われる。負けたピニャータは病気になってしまう。種類によって仲の悪いピニャータがおり、多くのけんかはこのような仲の悪いピニャータ同士で行われる。 けんかを止めるには、シャベルでたたくか、ジョウロで水をかけると説明書にはあるが、実際にはけんかを止めるのはかなり難しい。 病気になったピニャータは、ドクターを呼んで治してもらうことができる。病気のまま放っておくと、死神(ダスタードス)が来てピニャータを割ってしまう。 植物を育てる †植物の種を植えることで、植物を育てることができる。完全に成長する前の植物には水が必要で、水分がなくなると枯れてしまう。水分が足らない植物にはジョウロで水をやる必要がある。ただし水のあげすぎも良くない。植物の現在の水の状態は、「水やりメーター」で確認できる。 育てている植物に肥料をかけることにより、品種改良ができる。ただし、植物の種類により適切な肥料の種類が違うので、いろいろな肥料を試して、適切な肥料を見つける必要がある。 悪者 †悪いピニャータ(サワーピニャータ)がやってくることがある。サワーピニャータは「サワースイーツ」と呼ばれるピニャータが食べると病気になってしまう食べ物をばら撒いたり、他のピニャータとけんかしたりなどの悪さをする。 さらに、「ラフィアン」や「ペスター教授」などの悪者がいる。彼らは、「サワースイーツ」をばら撒く他、庭の池を埋めたり、物を破壊したり、ピニャータを壊してしまったりする。 サワーピニャータはシャベルでたたいて退治できるが、それ以外の悪者は基本的には退治できない。ゲームが進むと、サワーピニャータやラフィアンを庭に近づけないアイテムも登場する。 ヘルパー †植物への水やりや、雑草刈り、作物の収穫、悪いピニャータの追い払いなどの仕事を「ヘルパー」を呼ばれる人を雇ってやってもらうことができる。ヘルパーは一人だけでなく複数人雇うことができる。ヘルパーにもハッピーメーターがあり、機嫌が良くないと良い仕事をしてくれない。はっきり言って、全般的にヘルパーはあまり役に立たないが、採掘をするディガリングは貴重なアイテムを見つけてくれるので、かなり重要。 チャレンジ †たまにピニャータセントラルから「○時間以内に指定されたピニャータを○匹送って欲しい」という依頼を受けることがある。指定された時間以内に指定されたピニャータを送ることができれば、ピニャータはパーティーに行ったことになって価値が上がり、庭にはスイーツがばら撒かれる。依頼を断ることもできる。 感想 †お手軽ビオトープガーデン作りを楽しめる †私はビオトープガーデンがどういうものなのかよく分かっていないが、植物を育てたら虫がやってきて、その虫を目当てに鳥がやってきて、その内たくさんの生き物が集まり、小さな生態系が形成されるような庭を作れたら楽しいだろうなと思うことがある。このゲームはまさにそのような私が考えるビオトープガーデン作りを手軽に、楽しく体験させてくれた。 ゲーム開始早々は、ガーデンでちょっとしたことをする度にピニャータが次々と登場する。まず、荒地を少し耕しただけでワールムがやってくる。ワールムが来れば、それにつられ、スパローミントがやってくる。花を育てればタフライがやってくるし、カブを作ればマウシュマローがやってくる。ピニャータを集めるのに全く苦労しない。 庭にやってきたピニャータを仲良くさせるためにはどうすればいいかということも調べればすぐにわかるので、決して難しくない。例えば、スパローミントの場合はワールムを1匹食べることが必要で、ちょっとかわいそうな気もするが、心を鬼にしてスパローミントのえさになってもらわなければならない。 ピニャータが捕食されるシーンには、残酷さはない。ピニャータというのは、中にお菓子が入ったくす玉のことなので、ピニャータが死んでしまうと、破裂して中からキャンディーが出てくる。動物をピニャータに見立てたのはこのような残酷さをなくすためだと思うが、まさにピニャータはぴったりといえるだろう。(それでもやはりピニャータが壊されると、さびしい感じはするが。) ゲーム後半になると新しいピニャータはなかなか出てこなくなるが、それだけに新しいピニャータが出てきたときの喜びも大きく、何とかして見つけたいという気にさせてくれる。 あっという間にスペース不足 †やってくるピニャータの種類が多いことは言うまでもないが、それ以外でも、育てることができる植物や、庭に置くことができるオブジェクト、ピニャータの家や、その他の建物、ピニャータにつけることができるアクセサリなど、種類がとても豊富だ。これらを自分に庭に自由に配置できるならば、とても楽しいだろう。 ところが、実際にはそう簡単にはいかない。いろいろな種類の植物を育て、いろいろな種類のアイテムを配置し、いろいろなピニャータの家を建てると、すぐに「ガーデンにおいてあるものの数が多すぎるから、これ以上新しい物を置くことができないし、新しいピニャータも来られないよ」と警告されてしまう。庭にものが埋め尽くされているならばそう言われても仕方がないが、見た感じではスペースが全然空いているし、それほど多くのものを置いてないにもかかわらずこの警告が出てしまうのだ。庭におけるアイテムの種類の多さと比較すると、本当に驚くほど少ししか庭に物を置くことができない。(多くのものを置けないというよりは、多分、多くの別々の種類のものを置けないのではないかという気がする。特に、木を植えると多くのスペースが奪われてしまうので、多くの種類の木を植えることが難しい。) よって、庭には無駄なものはほとんど置けないし、必要のなくなったものはどんどん処分しなければならない。ピニャータを仲良くさせるためには家が必要だが、家をたくさん置けないので、多くの種類のピニャータを仲良くさせるには、ピニャータの家を作って仲良くさせたら家を処分し、また別のピニャータの家を作って仲良くさせたら家を処分するということを繰り返すことになる。物や家だけでなく、ピニャータ自身も次々に処分していかないと新しいピニャータを入れるスペースがなくなってしまう。 もしピニャータも物も処分したくないということであれば、一時的に郵便局に預かってもらったり、複数の庭を作成してスペースが空いている別の庭に送るということもできる。確かにそれである程度は対処できるが、自由に庭を作れるとは言えず、大きな制限であることには変わりない。このゲームの楽しみは、自分の庭にピニャータをたくさん集めたり、自分の庭を様々な植物やアイテムで飾ることなのではないかと思うのだが、一つの庭を手塩にかけて作り上げることができないのであれば、その楽しみを十分に満喫できない。この点がこのゲームの最大の欠点ではないだろうか。 いろいろな実験 †このゲームの楽しみは、ガーデン作りやピニャータ集め、それにピニャータの価値を高めることなどが主なものになると思うが、それ以外に、さまざまな実験を楽しめるという要素もある。 例えば、植物にあった肥料を探して、品種改良することができる。また、ピニャータにいろいろなものを食べさせることで色を変えることができるし、それどころか、別のピニャータに変身する場合もある。ピニャータに特定のアクセサリをつけることで特別な能力が発揮される場合もある。 庭における様々なアイテムの中には、ただに飾りではなく、何らかの効果があるものもある。その効果が何なのか(あるいは効果があるのかないのか)が分からないアイテムも多いため、それらを考える楽しみもある。 あまりに試せることが多いため、自力で分かるだろうかと思えるものも多い。それが重要な条件になっていると辛く、つい攻略サイトに頼ってしまう。 見ているだけでも楽しい †ピニャータはとてもかわいらしいし、そのしぐさや表情もまた愛らしい。元気に走り回ったり、木に登ったり、水を飲んでいたり、ピニャータ同士が見つめあったりしている姿を見ているだけでも楽しく、癒される。 結構忙しい †自分の作った庭をぼーっと見ているのは楽しいのだが、のんびりもしていられず、結構忙しい。 まず、悪者がやってこないか監視していなければならない。悪者がやってきたならば、やっつけられる奴はやっつけて、やっつけられない奴は何をしでかすか見守っていなければならない。悪者がサワースイーツをばら撒くと音で知らせてくれるので、その音がしたら、ピニャータが食べてしまう前に探し出して破壊しなければならない。 けんかをしているピニャータがいたらできるだけ止めなければならないし(止めるのは難しいので、諦めが肝心かもしれないが)、病気のピニャータがいたら探してドクターを呼ばなければならない。 種を植えたなら、水やりをしなければならない。作った作物や、実った果物は、早めに売らなければ、腐ってしまう。 ヘルパーを雇えばこれらの仕事を代わりにやってくれるのだが、このヘルパーが役に立たない。例えば収穫を手伝うヘルパー(ギャザリング)は、売って欲しい作物は拾わずに、大事に取っておいた作物を勝手に売ってしまうので、役に立たないどころか、邪魔でさえある。結局ほとんどの仕事は、ある程度の忙しさを覚悟して、自分でやることになる。 「思ったほどのんびりできない」という程度の忙しさで、決してすごく忙しいというわけではないし、後半は様々なアイテムを使うことでかなり楽にはなる。しかし、ゆっくりゲームをしたい人でも楽しめように、ゲーム内の時間の早さが変えられる機能があったほうが良かったのではないだろうか。 その他 †このゲームに対する勝手な希望を以下にあげておく。
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